2024.04.17

歯が作られる時期について

歯が作られる時期

妊娠7週目から10週目頃に乳歯(子どもの歯)の芽となる歯胚(しはい)が作られます。妊娠10週目くらいになると乳歯の芽がほとんど揃います。妊娠3ヶ月頃からは、永久歯(大人の歯)の芽となる歯胚が作られ始めます。
歯胚は、何年もの期間をかけて歯槽骨の中で発育して歯として口の中に生えてきます。

乳歯(子どもの歯)が生えてくる時期

最初の乳歯は、生後6ヶ月から8ヶ月頃に下の前歯から生えてきます。
この歯の名前を乳中切歯(にゅうちゅうせっし)と呼びます。次にその隣から歯が生えてきます。その歯を乳側切歯(にゅうそくせっし)と呼びます。同じ頃の時期に、上の乳切歯が生えてきます。1歳半くらいになると、1本離れたところから奥歯の第1乳臼歯(だいいちにゅうきゅうし)が生えてき、2歳頃までには乳側切歯と第1乳臼歯の間に乳犬歯(にゅうけんし)が生えてきます。最後に1番後ろの第2乳臼歯(だいににゅうきゅうし)が2歳半から3歳頃にかけて生えてきます。
歯が生える時期には、お子様それぞれの個人差があるため、上記の目安から数か月遅れることも珍しくはありません。
もし、お子様の歯が生える遅れが気になる場合は、歯医者さんに診てもらうのも良いでしょう。

永久歯(大人の歯)が生えてくる時期

6歳前後の時期になると最初の永久歯となる、第1大臼歯(だいいちだいきゅうし)が奥歯の1番後ろから生えてきます。
近年では、下の乳中切歯(にゅうちゅうせっし)が先に永久歯(えいきゅうし)に生え変わる方が早い場合も多くなってきているようです。
下の前歯である中切歯(ちゅうせっし)が生えて6か月から1年経つ頃に、その隣から側切歯(そくせっし)や上の前歯となる中切歯が生え変わります。そして、その数か月後に上の中切歯の隣から側切歯が生えてきます。
9歳から12歳頃にかけて、乳犬歯が犬歯(けんし)に生え変わり、第1乳臼歯が第1大臼歯(だいいちだいきゅうし)に生え代わり、第2乳臼歯が第2大臼歯(だいにだいきゅうし)に生え代わると永久歯の歯並びが完成します。人によっては、第2大臼歯のさらに奥に親知らずと呼ばれている第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)が生える場合もあります。

なぜ大人の歯と子どもの歯があるの?

なぜ子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え代わりが起こるのかというと、顔や顎・全身の成長に対応するためです。
赤ちゃんは1歳頃になると母乳や人工ミルクだけでは、栄養の摂取量が不足してしまいます。栄養価の高い固形食品の効率的な摂取に対応するためには、食べ物をよく噛んで細かくしなければなりません。そのためには、歯が必要になります。
ですが、硬く丈夫な永久歯(えいきゅうし)ができるまでに5年以上の期間がかかります。そのため、まずは小さめサイズで歯のエナメル質や象牙質といわれる組織の厚みが永久歯の半分ほどで、成長の変化と共に擦り減っていくことができる適度な硬さの乳歯(にゅうし)が生えます。この乳歯を使って、成長期前半の栄養摂取が進められます。
そして、6歳前後から12歳頃にかけて乳歯から丈夫な永久歯へと生え代わりが進み永久歯列(えいきゅうしれつ)が完成すると、大人の顎の大きさと筋肉の強さに適した永久歯の歯並びと噛み合わせが完成します。

丈夫な歯を作るための歯に良い栄養素

歯を強くする食べ物には、歯や骨を作るもとになるカルシウムやミネラルが多く含まれている、牛乳・チーズ・小魚・海藻類などがあります。
主に歯を作っている栄養素はカルシウムで、歯の土台になっているものはタンパク質で作られています。これらがうまく働くには、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンDが必要になります。歯や骨、血液を強くするためには、鉄分・マグネシウム・亜鉛などの無機質も欠かせない栄養素となります。ビタミン類は、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、他には抵抗力を高める役割があるのでしっかり摂取するとよいでしょう。

タンパク質のはたらき

歯の土台を作るために必要な栄養素がタンパク質です。歯の丈夫さや強さは、歯が作られる時期の環境や栄養により異なります。丈夫な歯を作るためには、歯の土台となるタンパク質を摂取することが重要になります。
タンパク質はアミノ酸により生成されており、体内で作られる非必須アミノ酸と食物から摂取する必須アミノ酸に分かれています。乳製品や肉類、魚介類などの動物性タンパク質は、食物性タンパク質に比べるとアミノ酸の含有バランスが優れています。

ビタミンⅮのはたらき

ビタミンDは、カルシウムの代謝や石灰質を調整する役割があります。

ビタミンDを多く含む食品

  • ・ かわはぎ
    ・ いくら
    ・ 紅鮭、白鮭
    ・ うなぎ
    ・ 鮎
    ・ しらす
    ・ きくらげ
    ・ まいたけ
    ・ エリンギ
    ・ たまご
    ・ マーガリン

ビタミンCのはたらき

歯の象牙質(ぞうげしつ)を作るために必要な栄養素は、ビタミンCになります。

ビタミンCを多く含む食品

  • ・ ピーマン
    ・ ブロッコリー
    ・ バナナ
    ・ アセロラ
    ・ ゆず
    ・ レモン
    ・ キウイフルーツ
    ・ 青汁
    ・ ハム
    ・ 海苔
    ・ いちご
    ・ 緑茶

ビタミンAのはたらき

脂溶性の混合物であるビタミンAは、骨の成長や細胞の分化に関して、とても重要な役割があります。
ビタミンAは骨の健康にとって重要で、ビタミンⅮと一緒に働くことで骨の成長の促進と調整の役割をします。他にもビタミンAh、体内のカルシウムの働きを助ける役割があります。
ビタミンAは、健康な歯を維持するために欠かせない栄養素になります。

ビタミンAを多く含む食品

  • ・ 鶏レバー
    ・ 豚レバー
    ・ 牛レバー
    ・ 鶏むね肉
    ・ たまご
    ・ 牛乳
    ・ バター
    ・ しそ
    ・ にんじん
    ・ にら
    ・ ほうれん草
    ・ 海苔
    ・ 乾燥わかめ、ひじき

まとめ

子どもの歯が作られ始まるのは、お母さんのお腹の中にいる頃からということになります。丈夫で健康な歯を作るためにも栄養バランスを考えた食事を心がけると良いでしょう。
また、歯が生えてきたら定期的に歯医者さんに通うことをおすすめします。
お口の中を健康的に保つことができますし、むし歯があった場合でも早期発見・早期治療へと繋がります。

2024.03.14

アタッチメントが外れる原因について

アタッチメントとは、歯の表面に付ける歯に近い色のコンポジットレジン(合成樹脂)の突起物のことです。歯に何も付いていない状態の場合と、歯の表面にアタッチメントが付いている状態の場合を比較すると、アタッチメントが歯の表面に付いている方が、マウスピース(アライナー)の保持力が向上され、より精密に歯を動かすことができます。

マウスピースを外しているときは、アタッチメントは歯の表面に付けるため、唇や舌が触れると、ボコボコして少し違和感がありますが、ほぼ1日中マウスピースを装着しているため、あまり気になりません。見た目も歯の色に近い色をしているため、ほとんど目立ちません。アタッチメントを付けることによって、歯に加わる矯正力を強め、効率的に歯を動かすことができます。

アタッチメントが外れる原因

アタッチメントの周りに汚れが溜まる

アタッチメントは歯の表面に付いており、歯の裏側にも付けることがあります。アタッチメントがボコボコしているため、アタッチメントの周りに汚れが溜まりやすくなり、だんだん劣化する恐れがあり、外れる原因になる可能性があります。歯磨きは、マウスピースを装着する前に、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを使って丁寧に磨き、口腔内を清潔にしてから、マウスピースを装着しましょう。

しかし、ゴシゴシと強く磨きすぎると、アタッチメントが外れる可能性があるので注意してください。

マウスピースの着脱方法

誤った着脱方法で行ってしまうと、アタッチメントが外れる可能性があるため、正しい方法で着脱を行うようにお願いいたします。
マウスピースを外すときは、奥歯から前歯の順番に外してください。奥歯の内側から指で引っ掛けて、奥歯を外します。奥歯が外れたら、犬歯部分から指で前歯を外してください。

無理矢理マウスピースを引っ張ったり、勢いよく外してしまうと、アタッチメントが一緒に外れてしまうことがあります。片方から無理に引っ張ろうとすると、マウスピースが変形したり、破損する可能性があるので、必ず両手で正しい外し方で行ってください。

マウスピースを装着するときは、前歯から奥歯の順番で装着してください。そして、必ず指ではめるようにお願いいたします。噛んではめてしまうと、マウスピースが変形したり、破損したりまたはアタッチメントが外れる可能性があります。
マウスピースの着脱は、歯並びのガタガタがひどい場合は、着脱が難しくなります。

しかし、着脱に慣れるまでは少し時間はかかりますが、正しい着脱方法でたくさん練習していただくと、着脱も苦にはなりません。着脱方法に関して、難しいこと・分からないことがあれば、気軽にスタッフへお声掛けしていただくか、医院へご連絡をお願いいたします。

補綴物(ほてつぶつ)(銀歯やセラミックなどの人工歯)

銀歯やセラミックなどの補綴物は、治療していない歯(天然歯)と比べて、アタッチメントやブラケットなどの矯正装置が外れやすくなります。歯科用接着剤は、歯のエナメル質に接着しやすくできているため、金属やセラミックといった補綴物は、歯科用接着剤と相性が悪く、アタッチメントやブラケットなどの矯正装置が外れる可能性があります。補綴物の歯にアタッチメントを付ける場合は、専用の接着剤を使用したり、歯の表面を粗造(そぞう)(ざらざら)にするために少し削らせていただくことがあります。また、矯正治療中は仮歯をつけていただき、矯正治療が終わった後に、補綴物をいれていただくこともあります。

食事

アタッチメントは、食事中に外れることが多いです。食事のときはマウスピースを外しているため、アタッチメントに直接接触しやすく、外れてしまうことが多いです。特に硬い食べ物や、ギシギシ噛むようなもの、粘着性のある食べ物などを食べるとアタッチメントが外れやすいです。これらの食べ物は、アタッチメントだけでなく、ブラケットやその他の矯正装置も外れる可能性がありますので控えるようにお願いいたします。

硬い食べ物

氷・飴・せんべい・りんご・フランスパン・ナッツ類・トウモロコシ 等

ギシギシ噛むもの

カルパス・ビーフジャーキー・スルメ 等

粘着性のある食べ物

キャラメル・チューイングガム・おもち 等

歯ぎしりや食いしばり、TCH

TCHとは、”Tooth Contacting Habit”の頭文字をとったものです。意味は、”上下の歯を無意識にくっつけている癖”(歯列接触癖)のことをいいます。TCHや歯ぎしり、食いしばりは、無意識のうちに起きてしまうことが多いです。皆さんは、平常の安静時に上下の歯が接触していませんか?

平常の安静時は、上下の歯は2~3㎜ほど空いているのが正常な状態であり、上下の歯が接触するのは、食事の時と会話の時だけです。特に歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯槽骨に伝わる力が大きく、それ以外にお口の筋肉や顎の関節に大きな負担がかかります。TCHや歯ぎしり、食いしばりがあると、口腔内の状態は歯が摩耗し、しみるようになったり(知覚過敏)、歯にひびが入ったり、歯が破折してしまうこともあります。

また、歯肉や歯周組織に炎症が起こり、歯周炎を進行させたり、顎の関節や筋肉に力が加わることで、顎関節症や咬筋の筋肉痛などが起こる可能性があります。そして、アタッチメントやその他の矯正装置にも影響し、外れてしまうことがあります。食いしばりや歯ぎしりを改善する方法は、唇を閉じた状態で歯を離す感覚を覚えることです。「唇を閉じて、上下の歯を離し、力を抜く」ということを意識してみてください。また、ストレスも原因の1つのため、ストレスを解消することも重要になります。

歯ぎしりや食いしばりを自覚している方は、日常生活で目に入りやすい場所(冷蔵庫・洗面台・トイレなど)に貼り紙をしておくこともいいかもしれません。歯ぎしりや食いしばり・TCHを改善することで、アタッチメントやブラケットなどの矯正装置が外れる可能性が少なくなり、知覚過敏が減少し、歯の寿命も延び、また顎の筋肉とお口の周りの筋肉の緊張やこわばりから解放されるということが報告されています。

接着不良

アタッチメントが外れる原因として、アタッチメントの接着不良があります。アタッチメントを装着する場合、アタッチメントを付けるための”アタッチメントテンプレート”というものがあります。これは、当院では医院側が使用するものになるため、患者様にはお渡しせず、こちらでお預かりさせていただいています。アタッチメントテンプレートとは、アタッチメントを歯に付けるための専用のマウスピースです。

患者様が使用するマウスピースと比べて、薄くやわらかい素材になっています。そのアタッチメントテンプレートにレジンを注入し、アタッチメントテンプレートを歯に装着し、歯とアタッチメントテンプレートを密着させ、しっかり圧接した状態で光照射器を使ってレジンを硬化させます。

しかし、圧接不足やレジンの量が少ない場合、歯とアタッチメントの間に隙間ができてしまい、アタッチメントが少し浮いた状態で装着されてしまいます。そのため、アタッチメントが外れやすくなってしまいます。そして、マウスピースが浮いてしまう原因にもつながってしまう可能性があるため、レジンを適量注入し、しっかりと歯とアタッチメントテンプレートを密着させ、圧接しながらアタッチメントを装着することが大切です。

これらの原因によって、アタッチメントが外れてしまう可能性があります。
外れてしまった場合、再装着する場合があります。また、分からないことや困ったことがあれば、
当院へご連絡をお願いいたします。

2024.02.29

学校歯科健診で歯列・咬合を指摘されたら


小中学校生の保護者の皆様へ
新学期が始まると神戸市では学校歯科健診が行われます。
学校歯科健診には主に3つあります。

1.春期歯科健診 4月から6月におこなわれます。(高校は春期のみ)
2.秋期歯科健診 10月頃におこなわれます。秋期の健診では、歯列・咬合・顎関節の検査なし。
3.就学前健診 次年度入学児童について前年の11月におこなわれます。(小学校)

では、学校歯科健診とはどんなことをチェックしているかご存じですか?
気になっている保護者の方もおられると思いますので、今回は、学校歯科健診についてお話します。

学校歯科健診の目的


学校歯科健診では、児童・生徒のお口の中をみて虫歯などがないかを視診(目で見て行う診療)し、問題があった場合は健診用紙にチェックが入ります。

健診手順は、『歯肉の状態』『歯列・咬合・顎関節の状態』・『歯垢の状態』を程度によって「0」「1」「2」で判定しています。お子様が用紙を持って帰ってきたらどこにチェックが入っているか確認してみてください。

しかし、学校内での歯科健診は歯科医院での検査と違い、設備(照明や器具)時間(短時間に大勢をみる)ため、判定基準をもとにおおまかなチェックになり検査や説明は行っておりません。

始めに、学校歯科健診と歯科医院での健診の違いを簡単に説明します。

 

学校歯科健診

歯科医院での検査

対象

集団

個人

目的

今のお口の中の健康状態をみる

治療や予防処置

環境

照明や機器などなく設備上制限がある

十分な明るさの照明・専用の器具・レントゲンなどの設備が整っている

結果

スクリーニング(ふるいわけ)

確定診断

このように、歯科医院での検査とは全く異なります。

では、学校歯科健診で『歯列・咬合・顎関節の状態』の判定とチェックが入った場合どのような事か説明します。
『歯列・咬合・顎関節の状態』とは、歯並び・噛み合わせ・顎の関節等のことです。
まずは、判定基準から説明します。

判定基準

学校歯科健診での歯列・咬合の判定は、学校歯科医会による判定基準により
・異常なし=0
・定期的な観察が必要=1
・専門医(歯科医)による診断が必要=2
上記の3つに分けられます。

当院の先生も学校歯科健診の時は、この判定基準に従って行っていますが、
1 は矯正治療の対象となる不正咬合
2 は比較的重度の不正咬合
と矯正専門医として考えられております。

また、レントゲンが必要な状態(生まれつき永久歯が欠けているのか、生えてくるのが遅いのかを区別することなど)は、学校歯科健診の視診(目で見て行う診療)だけでは判断できないことをご理解ください。

お子様が学校からもらってきた検診結果に“不正咬合(歯並びに問題がある)”にチェックが入り通知されたら、あわててしまうかもしれません。

しかし、不正咬合のなかには今すぐ矯正治療をする必要がない場合もあります。小学生(成長期)の不正咬合は、最適な治療開始時期が異なるからです。不正咬合(歯並びに問題がある)にチェックがある場合は、一度、矯正治療専門の当院にご相談ください。

歯並びの相談は初回無料で行っております。今すぐに治療が必要でない場合は、最適な時期がくるまで、かかりつけの歯科医院で定期的に通院をしていただくことをおすすめしています。

学童期(小学生)は、乳歯から永久歯への生え変わりがあり、お口の中がどんどん変化します。低学年のお子様は、自分では正しい歯磨きの仕方が出来ていないことが多いので、保護者の方が丁寧に仕上げ磨きをするようにしましょう。

仕上げ磨きをしていることで、お子様のお口の中の状態を把握でき、虫歯や乳歯のグラつき、乳歯から永久歯に生え変わる時など早くに気づくことが出来ます。特に生えかけの永久歯は虫歯になるリスクが高いので、特に注意が必要です。

仕上げ磨きの際の歯ブラシの持ち方は、軽い力で磨けるペングリップ(鉛筆の持ち方)でしてあげるといいと思います。

また、中高学年のお子様をお持ちの方は、出来れば永久歯が生えそろう12才頃、小学校を卒業するぐらいまで仕上げ磨きがを行うのが理想だと思います。が、現実はなかなか難しいでしょう。お子様が嫌がらないようなら中学生になっても仕上げ磨きをしてあげてください。

嫌がるようや自分で磨いているお子様でも時々は口の中を観察してあげるといいと思います。毎日じゃなくても週に一度ぐらいでも大丈夫です。歯磨きしていると思ってもまだ上手に磨けてなかったりもします。特に中学生になると部活も始まり、学校に習い事など小学生の時と生活のリズムも不規則になり変化します。お子様も忙しくなりきちんと磨けなかったりします。

当院でも、通院されている患者様で、小学生の時はお口の中が綺麗だったのに、高学年、中学生になって急に歯茎が腫れていたり、口臭や歯石がついていたりすることに気づくことがあります。

まずは、お子様にあった正しい情報を得ること知ることが大切です。周りの人の話だけではそれぞれの症状にあった正しい情報を得るのは難しいと思いす。できましたら矯正専門の医師に相談することをお勧めします。

ふじよし矯正歯科クリニックでは、正しい情報をお伝えするために歯ならび無料相談を設けています。歯ならび無料相談で、正しい情報を得た上でどうされるか考えていただくことをお勧めします。

歯ならび無料相談は初回の方が対象になります。

2023.12.07

むし歯について

Ⅰ. むし歯とは

むし歯とは、お口の中にいる細菌が食べ物や飲み物に含まれている糖をエサ(代謝)にして作られる酸によって歯が溶けるという病気です。
むし歯の原因となる菌として、『ミュータンス菌』がよくしられています。
ミュータンス菌は、私たちが食べた物や飲み物の中に入っている砂糖をエサにして、ネバネバしている『グルカン』という物質を作ります。
グルカンは粘着力が強く、歯の表面に付着すると多くの細菌がくっつき合い大きな細菌の塊になります。この細菌の塊のことを『プラーク(歯垢)』と言います。

Ⅱ.むし歯の原因

むし歯の原因には、『細菌(ミュータンス菌)』 『歯の質』 『糖』 の3つの要素があります。
この3つの要素が重なることで時間が経過するとむし歯が発生します。

Ⅲ.むし歯のでき方

プラークとなって歯に付着したミュータンス菌が糖を分解(この事を代謝と言います)して、『酸』を作ります。
この酸が歯の表面を溶かしてしまうこと(この事を脱灰(だっかい)と言います)によって、むし歯ができます。

Ⅳ.むし歯の症状

むし歯は、進行具合や場所によって症状が異なり5つに分類されます。
むし歯が歯と歯の間や奥歯の噛み合わせのでこぼこの溝などの歯のエナメル質が脱灰し始める初期むし歯のことを『CO(シーオー)』

初期のむし歯をそのままにしていると段々と脱灰が進行して、歯のエナメル質に穴が開くこと『C1』

エナメル質の下の象牙質(ぞうげしつ)までむし歯が進行すると冷たいものがしみるようになると『C2』

さらに進行し、歯髄(しずい)まで到達すると激しい痛みを伴うと『C3』

歯髄がしんでしまうと、痛みを感じなくなることもありますが膿が溜まることで激しい痛みを伴う場合がある『C4』

また、大人になると歯肉の中の歯の根っこ(歯根)に虫歯ができることがあります。加齢や歯周病によって歯肉が下がるとエナメル質で覆われていない象牙質やセメント質が露出します。
象牙質やセメント質はエナメル質とは違ってやわらかく、酸に溶けやすいため、むし歯になってしまいやすいです。
そのため、歯の根っこの部分に磨き残したプラークや食べかすがついたままの状態が続くと虫歯のリスクさらに高くなります。

Ⅴ.むし歯の予防・対処方法

むし歯になるのを防ぐためには、

  1. ①歯磨きで食べかすやプラークをしっかり取り除くこと
    ②歯の質を強くすること
    ③食事や飲み物の取り方に注意すること

が重要なポイントになります。

① 歯磨きで食べかすやプラークをしっかり取り除くこと

むし歯予防の基本は、むし歯の原因となるプラークを残さずしっかりと取り除くことです。
特にプラークが溜まりやすいところは、

  • ・歯と歯の間
    ・歯と歯肉の境目
    ・奥歯の噛む面(でこぼこの部分)
    ・歯がガタガタになっているところ
    ・生えかわり期で背が低い歯
    ・1番奥に歯の後ろ側

お口や歯の状態に合わせて歯ブラシの当て方を工夫することが大切なポイントです。
また、歯ブラシの毛先が届きにくいところは歯間清掃用具の使用をおすすめします。歯間清掃用具とは、デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシ(1本ブラシ)のことです。

② 歯の質を強くすること

フッ素を取り入れることをおすすめします。
フッ素には、歯の質を強くして再石灰化(溶けた歯のカルシウムやリンを再び歯に戻す作用のこと)を促進させます。
また、細菌の働きを弱める効果もあります。
丈夫な歯を育てるには、歯の土台を作るために必要なタンパク質や歯の石灰化のために必要なカルシウム・リン、これらがうまく働くためのビタミンなどの栄養素が必要となります。なので、バランスの良い食事を心がけてみましょう。

③ 食事や飲み物の取り方に注意すること

お口の中は、唾液(つば)の働きにより中性に保たれています。
そして、食べたり飲んだりすることでお口の中は酸性に傾き、お口の中が酸性の状態が長くなるとむし歯になりやすくなります。
そのため、だらだらと食べたり飲んだりしていると歯が酸にさらされている時間が続くのでむし歯になるリスクが高くなってしまいます。
また、食べたら歯を磨くようにしましょう。
寝ている間は唾液の出る量が少なくなるので、お口の中の細菌が増えやすく、働きが活発になります。なので、寝る前は特に丁寧に歯を磨くように心がけましょう。

④ 虫歯になりやすい食べ物と歯にいい食べ物

【虫歯になりやすい食べ物の特徴】

1 砂糖を含んでいるもの
2 歯にくっつきやすいもの
3 お口に残りやすいもの
4 ネバネバしたもの

【虫歯になりやすい食べ物の例】

・ チョコレート
・ キャラメル
・ キャンディー
・ スナック菓子
・ 清涼飲料水 (ジュースやスポーツドリンク)  など

【歯にいい食べ物の特徴】

1 砂糖が少ない・含まれていない
2 歯にくっつきにくい
3 お口の中に残らない
4 カルシウムが多く含まれている

【歯にいい食べ物】

・ チーズ
・ ヨーグルト
・ アイスクリーム
・ せんべい
・ 果物 

Ⅵ.むし歯を防ぐ『フッ素』の役割

フッ素によるむし歯予防の効果

① 歯の再石灰化(さいせっかいか)の促進

歯から溶け出してしまったカルシウム・リンの再石灰化(溶けた歯のカルシウムやリンを再び歯に戻す作用のこと)を促進します。

② 歯の質を強くする

歯の質を強くすることで、酸に溶けにくい歯を作ります。

③ 細菌による酸の産生を抑制する

プラーク(歯垢)の中の細菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑制させます。

フッ素が含まれている身近な食品

フッ素は自然界にある元素であり、魚介類・海藻類・お茶などの身近な食品に含まれています。
フッ素は、歯や骨を作るのに欠かせない役割があり、むし歯予防においても高い効果があります。

【フッ素が多く含まれている食品】
・ イワシ
・ エビ
・ 海藻類
・ お茶類

フッ素入りの歯磨き粉を使おう

歯磨き粉は、フッ素入りをおすすめします。
年齢に応じたフッ素濃度や量を使用するようにしましょう。
また、歯を磨いた後もお口の中にフッ素を残すためにうがいに水は少量で1回のみがおすすめです。
【歯の生え始め~2歳】
使用量    1~2㎜程度 (米粒程度)
フッ素濃度  900~1000ppm
【3~5歳】
使用量    5㎜程度 (グリンピース程度)
フッ素濃度  900~1000ppm
【6歳~成人・高齢者】
使用量    1.5~2㎝程度
フッ素濃度  1400~1500ppm

Ⅶ.まとめ

虫歯についてお分かりいただけましたか。
虫歯は、普段の歯磨きの仕方や食事の取り方、食べ物の内容等を気を付けることで防ぐことができます。
フッ素が含まれている歯磨き粉や食べ物を取り入れることで虫歯予防にもなります。適切なフッ素濃度を適切な分量で使用しましょう。
また、定期的に歯医者さんに行くことをおすすめします。
歯医者さんに行くことで、むし歯の早期発見にもつながります。

2023.11.03

インビザラインの治療において抜歯が必要なケースと抜歯のメリット!

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

抜歯を行う
インビザラインでの矯正を検討しているけれど、ご自身の歯並びは抜歯する必要があるのかどうか気になる方もいるのではないでしょうか。矯正治療では、症例によって抜歯が必要なケースがあります。

今回は、インビザラインで抜歯が必要なケースと抜歯をするメリット・デメリットなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

インビザラインの治療において抜歯をするメリット

メリットの文字と水色背景

インビザラインで抜歯するメリットは、以下のとおりです。

・口元の突出感を軽減できる

・重度の叢生でも治療できる

・歯の移動がスムーズになる

抜歯すると、歯を移動させるスペースを十分に確保できます。そのため、スムーズに矯正治療を進めることが可能です。

抜歯は前歯を引き下げる際に有効で、出っ歯や口元の突出を修正し、理想的なEラインを作るために行われます。重度の叢生がある場合、抜歯によって歯のアーチ上に並ぶためのスペースを作り出すことが可能です。

また、歯並びや噛み合わせの改善も期待できます。抜歯は矯正治療のプランにおいて重要な選択肢の一つであり、治療の成果を最大化するために用いられます。

インビザラインの治療において抜歯をするデメリット

ノートにDEMERITデメリットの単語と電球

インビザラインで抜歯するデメリットは、以下のとおりです。

・健康な歯を抜く必要がある

・抜歯で生じたすき間が気になることがある

・歯の移動量が増えるため治療期間が長くなる

抜歯を伴う矯正治療は、健康な歯を抜くことへの抵抗感がデメリットとして挙げられます。抜歯はスペースを作り、矯正治療を効率よく進める目的で行われますが、総治療期間が延びる場合があります。

また、歯を抜いたあとは審美性に問題が生じる可能性もあるでしょう。すき間には食べ物が詰まりやすいため、ブラッシングにも注意が必要です。

デメリットも考慮して、患者様一人ひとりのニーズに合った治療計画を立てることが大切です。

インビザラインの治療において抜歯が必要なケース

抜歯する人

インビザラインを用いた矯正治療では、抜歯しなければ歯並びを整えられない場合があります。抜歯矯正に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、抜歯によって歯を並べるスペースを確保でき、矯正治療をスムーズに進められるのです。

インビザラインで抜歯が必要なケースは、以下のとおりです。

・重度の口ゴボ・出っ歯

・重度の叢生

・悪い生え方の親知らず

・重度の虫歯や歯周病

それぞれ解説します。

重度の口ゴボ・出っ歯

口ゴボや出っ歯など、前歯が前方に突出している症例では、抜歯が有効なケースが多いです。口ゴボや出っ歯の方は、歯が適切にアーチ上に並ぶことができず、前方に突出して生えているためです。軽度の症例では、抜歯せずに矯正可能な場合もあるでしょう。

しかし、重度の口ゴボや出っ歯のケースでは、抜歯してスペースを確保した状態で前歯を適切な位置に移動させる必要があります。

重度の叢生

叢生は、歯が重なり合って不揃いに生えている状態です。八重歯も叢生の一例です。

軽度の叢生では、抜歯を行わずに歯並びを整えられることもあります。

しかし、重度の叢生の場合は、歯が適切に並ぶスペースが不足しています。スペースを確保するために抜歯を行い、続いて矯正治療を施すことで、整った歯並びを実現できるでしょう。

悪い生え方の親知らず

親知らずが斜めや横向きに生えると、周囲の歯に不適切な圧力をかけ、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。斜めや横向きに生えた親知らずは、矯正治療後に歯がもとの位置に戻る「後戻り」のリスクを高めるため、抜歯を行うケースが多いです。

また、歯を後方に移動させる必要がある症例では、親知らずが障害となることがあるでしょう。適切な歯並びを得るためには、抜歯が避けられない場合があります。

重度の虫歯や歯周病がある

インビザラインを含む矯正治療では、治療開始前に虫歯や歯周病の有無を確認します。虫歯や歯周病が見つかった場合は、先に治療を行ってからインビザライン治療に入るのが一般的です。

ただし、重度の虫歯や歯周病で、治療しても改善できない場合は抜歯が必要になることがあります。特に、重度の歯周病に罹患している場合は、矯正治療による力に歯が耐えられず抜け落ちるリスクがあるため、治療が非常に重要です。

インビザラインの治療において抜歯が不要なケース

抜歯がきれいな女性

インビザラインを用いた矯正治療では、抜歯せずに歯並びを整えることができる症例もあります。

ただし、インビザラインで抜歯が必要かどうかは歯科医師が判断します。抜歯が必要な症例で抜歯せずに無理に歯並びを整えると、噛み合わせの問題や歯茎の退縮などを引き起こします。そのため、的確な診断が必要です。

抜歯不要で治療できる目安は、軽度の歯並びの乱れでスペースの不足が6mm程度である場合が挙げられます。インビザライン矯正で抜歯せずに歯並びを整えられる症例は、以下の3つです。

・ディスキングでスペースを確保できる

・側方拡大でスペースを確保できる

・奥歯の後方移動ができる

それぞれ解説します。

ディスキングでスペースを確保できる

ディスキングは、歯の表面のエナメル質を削って歯を並べるスペースを確保する処置です。歯を削るという点に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、ディスキングでは1本の歯につき最大で0.25mm程度しか削りません。

エナメル質の厚さは1.52mm程度あるため、ディスキングが原因で問題が生じることはないでしょう。虫歯になりやすくなる、知覚過敏の症状を引き起こすなどのトラブルは少ないとされています。

ディスキングを行うと、最大で6mmほどのすき間を確保できるため、軽度の歯並びの問題に対処する際に有効です。適切に施術されるディスキングは、矯正治療において重要な選択肢の一つといえます。

側方拡大でスペースを確保できる

インビザライン矯正では、歯を側方に移動させて歯のアーチを広げることがあります。側方拡大によって歯と歯との間にすき間を作り出し、抜歯を避けながら歯並びを整えるスペースを確保するのです。歯科医師が側方拡大で十分なスペースを確保できると判断すれば、抜歯は不要となります。

ただし、側方拡大を行う際は、両方の顎を均等に拡大する必要があります。片側の顎だけを広げると、噛み合わせに影響を与える可能性があるでしょう。

上下の噛み合わせのバランスを考慮して、適切な方法で拡大する必要があります。バランスよくアーチを広げることで、噛み合わせの問題を避け、美しい歯並びを実現することが可能です。

奥歯の後方移動ができる

インビザラインを用いた矯正治療では、歯を後ろに後退させる後方移動を行うことがあります。奥歯を後退させることで、歯を並べるスペースを確保するのです。

ただし、後方移動は親知らずが残っている方や、後方移動させるスペースがない方は行うことができません。親知らずを抜歯すればスペースを確保できる場合は、親知らずを抜歯して奥歯を後方移動させます。

インビザライン治療のどのタイミングで抜歯をする?

インビザライン治療における抜歯のタイミングはいつ?

インビザライン治療において、抜歯するタイミングは個人差があります。治療前、または治療が進行したあとに行うのが一般的です。

虫歯・歯周病で抜歯が必要な歯、または親知らずは、インビザライン治療前に抜歯することが多いです。

しかし、小臼歯を抜歯する場合は、症例によってタイミングが異なります。治療開始前だけでなく、歯が少し移動したタイミングで抜歯するケースも少なくありません。

どのタイミングで抜歯になるか気になる方は、歯科医師に確認しましょう。

まとめ

歯科医療で使用するマウスピース

インビザラインで抜歯が必要と判断された場合、抜歯するタイミングは治療前と治療が進んだあとのケースが多いです。軽度の歯の乱れやすきっ歯の場合は、抜歯の必要がないこともあります。

抜歯に対する不安や抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、整った歯並びや噛み合わせにするためには抜歯が必要なケースもあります。ご自身の歯並びが抜歯対象なのか気になる方は、歯科医院を受診して確認しましょう。

インビザライン治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

2023.10.27

歯ぎしり癖があるとインビザラインはできない?影響と対策を解説!

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

歯ぎしりをする女性

インビザラインは、世界中で使用されているマウスピース矯正のブランドです。透明なマウスピースを使用した歯列矯正方法の一つです。

日本でも、多くの歯科医院がインビザラインを使用して歯列矯正を行っています。矯正していることが周囲に気づかれにくいことから、インビザラインを選ぶ方が増えているのです。

しかし、インビザラインは歯ぎしりの癖があると使用が難しいと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

今回は、歯ぎしりの癖があるとインビザラインはできないのか解説します。歯ぎしりがインビザライン治療に与える影響や対策方法もご紹介します。インビザラインを検討している方や、歯ぎしりの癖があってお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

歯ぎしりとは?

歯ぎしりをする女性

 

歯ぎしりとは、強い力で上下の歯を横にすり合わることです。カチカチと噛み合わせる場合もあるでしょう。

睡眠中に、部屋に音が響き渡るほどの歯ぎしりをする方もいます。歯がすれて消耗し、ひび割れや折れる原因になります。

歯ぎしりは睡眠中や何かに集中しているときなど、無意識に行うことが多いため、指摘されるまで気がつかないことが多いです。

歯ぎしりの原因

ストレスのある女性

歯ぎしりの原因には、さまざまな要素が関係しています。主な原因は、以下の4つです

  • ・噛み合わせや歯並びの乱れ
  • ・ストレスや疲れ
  • ・睡眠時の環境
  • ・生活習慣

詳しく解説します。

噛み合わせや歯並びの乱れ

歯並びの悪さが原因で、歯ぎしりをすることがあります。歯並びが悪いと噛み合わせも悪い場合が多く、噛み合わせのバランスを保つために歯を強くすり合わせるのです。

虫歯の治療中や、歯の詰め物の高さが合っていない場合、歯を抜いたあと放置している場合も、左右の噛み合わせのバランスが取れないでしょう。顎の筋肉が緊張した状態が続くため、歯ぎしりの原因になります。

ストレスや疲れ

人は、ストレスを感じているときに無意識に歯ぎしりをすることがあります。環境の変化や日々の疲れが溜まっていることも、ストレスとなり歯ぎしりを誘発するでしょう。

何らかのストレスを抱えながら生活している方は多いですが、ストレスをうまく発散できずに溜め込むと、歯ぎしりとして現れることがあります。歯ぎしりの原因の多くは、ストレスといえます。

睡眠時の環境

睡眠時の環境も、歯ぎしりを引き起こす原因です。寝具や枕が合っておらず、不快な寝姿勢が続くとストレスを感じるでしょう。

眠りが浅くなり、歯ぎしりをする可能性が高まります。睡眠中の歯ぎしりは、眠りが浅いときに起きることが多いので、快適な睡眠環境を整えることが大切です。

生活習慣

さまざまな生活習慣も、歯ぎしりの原因です。ふだんから力仕事やスポーツをしている方は、瞬間的に歯を食いしばることがあります。最初は瞬間的なものでも、癖となって現れて私生活や睡眠中に歯ぎしりをすることがあるのです。

飲酒や喫煙の習慣がある方は、歯ぎしりがひどくなるケースがあります。健康的な生活を心がけることが、歯や体、心の健康につながるといえるでしょう。

歯ぎしりは歯並びに影響を与える?

歯ぎしりの影響を考える女性

歯ぎしりは、以下の影響を与えます。

  • ・歯がすり減り、破折につながる
  • ・歯が移動する
  • ・歯周病になりやすい
  • ・顎関節症の原因になる

詳しく確認しましょう。

歯がすり減り、破折につながる

歯ぎしりの癖があると、歯がすり減って噛み合わせの部分が平らになることがあります。歯の形や噛み合わせも変化するでしょう。歯ぎしりによって歯に強い力が加わるため、歯がひび割れる、折れる原因になります。

歯が欠けると、歯と歯の間にすき間が生まれるかもしれません。歯が抜けた場合も同様ですが、すき間が生じると周囲の歯がすき間に倒れる場合や、移動する場合があります。歯が移動すると、歯並びが乱れるでしょう。

歯が移動する

歯ぎしりの力は非常に強いです。無意識下で行われる歯ぎしりでは、通常の噛む力の5〜15倍の負荷を歯にかけるとされています。

毎晩睡眠時に歯ぎしりをしている場合、大きな負荷が歯にかかり続けることになります。長期にわたって大きな力をかけられると、歯が移動する可能性があるでしょう。

歯周病になりやすい

歯ぎしりは、歯を支えている歯茎や骨にも影響を与えます。歯に強い力がかかり続けると、歯を支えている骨が徐々に溶かされます。歯と歯茎の間にすき間が生まれ、細菌が入り込みやすくなるでしょう。

歯周病は、細菌によって歯茎が炎症を起こす病気です。進行すると顎の骨が溶かされ、最終的には歯が抜けます。歯ぎしりによって歯に負担がかかると、歯を支えている骨の吸収が急激に進むでしょう。

歯は顎の骨や歯茎に支えられているので、顎の骨が溶かされると移動しやすくなります。移動しやすくなった歯に、歯ぎしりによる強い負荷がかかると歯並びが乱れるでしょう。

顎関節症の原因になる

歯ぎしりは、顎にも負担をかけます。顎関節症では、顎の関節や筋肉に痛みを感じ、口を大きく開けられない、口を開くときにカクカクと音が鳴るなどの症状を引き起こします。症状が悪化すると、顎の痛みで食事が自由にできなくなる場合もあるでしょう。

顎関節症の方は、噛み合わせが乱れることも多いです。噛み合わせが乱れると歯並びにも悪影響を与えます。

歯ぎしり癖があるとインビザラインはできない?

歯ぎしりの影響にびっくりする女性

インビザラインでは、マウスピースを上下の歯に120〜22時間装着します。インビザラインのマウスピースは薄く作られているので、強い歯ぎしりの癖がある方はマウスピースの破損につながるかもしれません。

歯ぎしりの度合いによっては、インビザライン矯正ができない場合があります。インビザラインができない場合、歯ぎしりの影響を受けないワイヤー矯正を選択する必要があるでしょう。

インビザライン矯正が可能かどうかは、歯科医師が判断します。気になる方は、一度歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

歯ぎしり癖はインビザライン治療に影響を与える?

歯ぎしりについて考える女性

歯ぎしりの癖は、インビザラインに影響を与えます。歯ぎしりを一時的に少しする程度ではインビザラインのマウスピースは破損しません。

しかし、継続的に強く歯ぎしりをする癖があると、マウスピースの変形・破損につながるでしょう。マウスピースが口の中で割れると、口の中を傷つける危険性もあります。

また、歯ぎしりによって歯の移動が妨げられ、適切な歯の移動が困難になる可能性もあります。動いた歯も安定しづらいので、矯正治療が長引く原因となるでしょう。

インビザライン治療中の歯ぎしり対策

リラックスする女性

歯ぎしりを根本的に改善するのは難しいですが、歯ぎしりはストレスが関係していることが多いです。インビザライン治療中は、なるべくストレスを取り除くことが大切です。

適度な運動やマッサージなど、自分なりのリラックス方法を見つけて実践することで、ストレスを解消しましょう。睡眠中以外に歯ぎしりをしていないか意識することも効果的です。

意識しながら生活し、気がついたときに治すように注意してください。

歯ぎしりによってインビザラインが割れてしまったら

マウスピース

どんなに歯ぎしりに気をつけていても、インビザラインが割れることもあるでしょう。インビザラインが破損した場合は、すぐに歯科医院に相談してください。

ご自身で修理することや、割れたインビザラインを装着し続けることは避けましょう。インビザラインは精密に作られているので、わずかにずれただけでも計画どおりに歯が動かなくなります。

ひび割れなど、破損が軽度の場合は歯科医院で補修し、使い続けられることが多いです。補修した部分は耐久性が低くなるので、歯ぎしりによって再度割れるリスクがあることは覚えておきましょう。

破損がひどい場合は、作り直すのが一般的です。

しかし、インビザラインのマウスピースは海外で作られるため、発注してから届くまでに時間がかかります。新しいマウスピースが届くまでは矯正治療が中断されるため、治療期間が長引くでしょう。

まとめ

マウスピースを持つ女性

歯ぎしりの癖があると、インビザライン矯正にさまざまな影響を与えます。インビザラインで使用するマウスピースは非常に薄いため、歯ぎしりや食いしばりで破損することがあるでしょう。

インビザライン治療中は、なるべくストレスを取り除いて過ごしてください。自分なりのリラックス方法を見つけることで、ストレスは軽減されます。

歯ぎしりの度合いによっては、インビザライン治療を選択できない可能性もあります。歯科医師が判断するので、歯科医院を受診して相談しましょう。

歯ぎしりの癖は、歯や顎に負担をかけるため歯並びや噛み合わせが悪くなる可能性があります。顎関節症や頭痛・肩こりを引き起こす可能性もあるでしょう。

インビザライン矯正をスムーズに進めるためにも、歯ぎしりの癖を改善できるように心がけてください。

インビザライン治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

2023.10.20

インビザライン矯正にかかる費用はいくら?美しい歯並びのための投資

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

歯がきれいな女性

インビザラインは、歯並びの矯正方法の一つとして注目されています。まだ歴史が浅いインビザラインについて、詳しくない方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、インビザラインがどのような矯正方法なのか、どのくらいの費用がかかるのかを詳しく解説します。治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインとは?

インビザラインの説明

インビザラインは、カスタマイズ可能なマウスピース型の矯正装置です。

ご自身の歯並びに合わせて作られたマウスピースを120〜22時間装着し、定期的に交換しながら歯並びを整えます。

インビザラインは、1997年にアメリカで開発され、日本では2005年より利用が始まりました。2020年時点で世界100か国以上で採用され、900万人以上が治療を受けています。

2022年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、非常に注目されている治療です。

インビザラインの特徴を、以下にご紹介します。

周りから気づかれることがない

従来の矯正、特にワイヤー矯正は、歯の表面に矯正器具が露出するため非常に目立ちました。

しかし、インビザラインのマウスピースは透明なので、よく見ないとわからないほど目立ちにくいです。口元を見られる機会が多い接客業などに従事している方でも、気兼ねなく治療を受けられるでしょう。

着け心地がよい

インビザラインは、患者さまの口内にフィットするよう設計されます。装着時の違和感が少なく、快適に使用できるでしょう。

快適なので、大人だけでなくこどもにも適しています。長時間の装着が容易なため、こどもの矯正治療にも利用されています。

食事の際の負担が少ない

歯科矯正をしている際の大きな悩みは、食事の制限や不便さです。従来の矯正器具では、食べ物が挟まることがありました。硬いものを食べる際は、破損することもあったでしょう。

インビザラインは取り外しが簡単にできるため、外してふだんどおりの食事を楽しむことができます。

インビザライン矯正にかかる費用

電卓を見つめる豚

インビザラインをしようと考えたときに気になるのは、費用でしょう。インビザライン矯正の治療開始前から治療終了後までの各プロセスでの費用について、詳しく解説します。

ただし、費用は歯科医院や症状によって変動します。一括払いや分割払いの選択肢もあるため、具体的な金額を知りたい場合は、直接通う予定の歯科医院に確認しましょう。

治療前

インビザライン治療前にかかる費用は、以下のとおりです。

カウンセリング

治療を開始する前には、通常カウンセリングが行われます。カウンセリングでは、インビザラインができるのかを確認し、費用などを説明するのが一般的です。患者さまの疑問への回答なども行われるでしょう。

カウンセリングの費用は歯科医院によって異なり、10,000円程度かかる場合もあれば無料で行っている場合もあります。

検査

説明に納得したうえでインビザラインの治療を受けることを決意した場合、精密検査を行って治療計画を立てます。検査では、レントゲン撮影やCT撮影を行うほか、顔や歯並びの写真撮影、CTスキャンを活用した歯型採取が行われるのが一般的です。

検査の内容にもよりますが、費用の相場は10,00050,000円程度です。

歯のトラブルの治療

インビザラインは、健康な歯でないと施術できません。例えば、虫歯や歯周病などのトラブルがある場合は、まず治療を行う必要があります。虫歯などの治療には保険が適用されるため、数千円程度でしょう。

歯に問題がなければ虫歯治療などの費用はかからず、すぐにインビザラインの治療を開始できます。

治療中

インビザライン治療中にかかる費用は、以下のとおりです。

診察

治療が開始すると経過観察目的で12か月に1回の頻度で診察を受ける必要があります。治療中の平均的な診察費用は、3,00010,000円程度です。

マウスピース

インビザラインの治療に使うマウスピースの枚数に応じて、費用が変動します。600,0001,000,000円ほどかかるでしょう。

保定期間

インビザラインの治療が終了したあと何も装着せずに過ごすと、歯が徐々にもとの位置に戻るリスクがあります。歯の位置を維持するために、リテーナーという保定装置を装着しましょう。

リテーナーの費用は10,00060,000円程度で、保定期間中も定期的な診察が必要です。診察費用は1回につき3,0005,000円程度となります。

保定期間は、インビザラインでの矯正期間と同程度とする歯科医院が多いです。

ほかの矯正方法の費用と比較

比較する女性

歯科矯正の費用は、歯を動かす期間や矯正を行う歯の本数、部位などによって大きく変わります。矯正期間が長い場合や、多くの歯を矯正する場合は、費用も高くなる傾向があります。使用する素材によっても費用が変わるでしょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にワイヤーを取り付けて行う方法です。全体的に歯を動かす治療が多いので、費用も高くなることが多いです。

ワイヤーを歯の表面に取り付ける場合は500,000900,000円程度、裏側に取り付ける場合は900,0001,400,000円程度が相場となっています。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、全体の歯を矯正する場合は400,00010,00,000円程度の費用がかかることが多いです。

しかし、上下の前歯を中心に矯正する部分矯正の場合、200,000450,000円程度で治療が受けられる場合もあります。

インビザライン矯正は保険が適用される?

医療保険イメージ

インビザライン矯正は自費診療となり、保険が適用されません。

また、インビザラインで使うマウスピースは、日本国内においては薬機法未承認の矯正装置です。何らかのトラブルがあった場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があるため注意してください。

治療を受ける前に、医療機関でのカウンセリングを受けて、リスクや費用についての情報を十分に確認することが重要です。

インビザライン矯正にかかる費用を安くする方法はある?

疑問を持つ女性 

インビザライン矯正の費用は、治療を提供する医療機関や地域、治療内容によって異なります。インビザラインの矯正にかかる費用を安くするための方法は、以下のとおりです。

複数の歯科医院で見積もり比較する

歯科医院によって、治療費用は大きく異なります。一般的に都心部の医院は、便利な立地から治療費が高く設定されることが多いですが、高度な技術や最新の設備を持つ医院も多く存在します。

一方、郊外の医院は、土地や家賃のコストが低いことから治療費を抑えられる可能性があります。

ただし、安さのみに惹かれて医療機関を決めた結果、医師の技量が不十分で希望どおりの治療が受けられないケースもあります。インビザラインは、歯科矯正に関する高度な技術と知識、経験が治療結果に大きな影響を与えるのです。

矯正認定医や臨床士が在籍する医院は、専門的な矯正治療に関する知識や技術を持っているため、信頼性が高いといえます。治療費用のみを考慮するのではなく、医師の技量や経験、施設の設備など、多くの要素をバランスよく評価することが必要です。

医療費控除を申請する

医療費控除とは、1年間にかかった医療費が100,000円(総所得金額等が2,000,000円未満の人は総所得金額等の5%)を超えたときに受けられる、所得控除制度のことです。

インビザラインを審美目的で行った場合は医療費控除の対象になりませんが、歯並びが悪いことで日常生活、あるいは歯の機能に悪影響が出ている場合は医療費控除の対象になります。また、審美目的でもインビザラインの治療費を医療ローンで支払った場合は、ローン契約が成立した年のみ医療費控除の対象となります。

モニターになる

インビザラインの矯正治療を検討している方に、モニター制度や割引キャンペーンを用意している歯科医院もあります。活用すれば、安くインビザラインができるでしょう。

ただし、割引やモニターは、治療時間や治療のタイミングなどに条件を設けていることが多いです。症例写真として顔出しが必要なケースもあります。

複数の歯科医院を比較検討してご自身に合う制度やキャンペーンを見つけたうえで、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

インビザラインの費用

インビザライン矯正は、ほかの矯正治療と比べると費用が高額になることが多いです。

しかし、患者さまの負担がなく治療できるという点から考えると、コストパフォーマンスがよい治療といえるかもしれません。

インビザライン矯正は、さまざまな方法を活用すれば費用を抑えて治療を受けられます。インビザライン矯正の費用について悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

インビザライン治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

2023.10.18

歯ならびと寿命の関係

歯ならびが美しいと見た目が良くなることはもちろんですが、歯の健康寿命が長くなるというメリットもあります。
歯列矯正で歯ならびを美しくすることで、なぜ歯の健康寿命が長くなるのでしょう。

歯ならびと歯の寿命の関係

高齢になるにつれて歯が失われていく多くの原因は、むし歯や歯周病にあります。適切な治療を行った場合でも、むし歯や歯周病等の症状の進行具合によっては、歯の寿命が短くなってしまうことがあります。
そのため、歯の健康寿命を長くしたい!とお考えの方はむし歯や歯周病のリスクを下げるために、普段の歯みがきや歯の定期健診、早期に治療を受けるという事を徹底的に行う必要があります。
その時に、歯ならびが悪い状態だと丁寧にブラッシングを行っていてもむし歯や歯周病になるリスクを下げることが出来ません。
歯ならびが悪い状態だと歯ブラシが届きにくい所だと、プラーク(歯垢)や食べかすを全て取り除くことは難しくなってしまいます。
そのため、歯ならびが悪いと歯のトラブルが起こりやすいリスクが高くなると言えるでしょう。
このようなことを防ぐためには、歯ならびを整えて磨き残しがなくなるようなお口の環境にすることが、歯の寿命を長くするために求められます。
歯列矯正は、見た目をよくすることだけではなく、日頃のブラッシングを行いやすくするためにも重要な治療になります。

歯ならびを整えて歯の負担を軽減することで、歯の寿命を伸ばすことができる?!

歯ならびを整え、噛み合わせによる歯の負担を軽減することで歯の寿命を伸ばすことができます。
実際に歯列矯正をお悩みの患者様の中には、歯ならびの見た目の問題だけではなく、噛み合わせのことでお悩みを抱えている方もいらっしゃいます。
噛み合わせが悪い状態のままだと、食べ物を噛むときに力のかかる歯が固定してしまうので負担がかかる歯が極端になってしまいます。これは、歯の寿命が短くなってしまう原因の一つになります。
そのため、特定した歯だけに負担をかけないようにするには、歯列矯正で歯ならびを整える必要があります。

歯ならびの悪さと歯の寿命の関係

①  むし歯や歯周病のリスクが高くなる

歯ならびが悪いと歯磨きがしづらく、むし歯や歯周病になるリスクが上がるため、歯を早期に失う可能性があります。
歯が重なっていたり、歯の向きが傾いて生えていると、きれいに磨いたつもりでも磨き残しが残ってしまいます。
磨き残しが溜まっていくと、むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)と言われる細菌のかたまりになってしまいます。
むし歯や歯周病のリスクを避けるためには、毎日の歯ブラシでプラークを落とすことが大切になります。そのため、歯ならびが整っている方が歯磨きを行いやすくなります。

② 歯や歯肉に負担がかかる

歯ならびが悪いと、噛み合わせも悪くなることがあります。
噛む時に力が均等に伝わるのではなく、一部の歯だけに力がかかり負担が大きく変わってきます。
また、噛み合わせが安定していないことで、歯ぎしりや食いしばりの原因にもなります。
そうすると、負担の大きい歯の根にヒビが入ったり、割れてしまうリスクが高くなります。
歯ならびが悪いことで健康な歯を傷つけてしまい、歯を失う可能性があります。また、噛み合わせが悪いと歯だけではなく、歯肉にも負担がかかります。場合によっては、歯周病発症している方は歯周病の進行を早めてしまうリスクがあります。

③  しっかりと噛むことができない

歯ならびが悪いと食べ物を前歯で噛みちぎったりすることや、奥歯ですりつぶすことが困難になることがあります。
何歳になっても自分の歯でしっかりと噛むためには、普段のブラッシングはもちろんですが、歯ならびを整えてくことも重要になります。

予防歯科と治療の重要性

歯の予防歯科について

歯の予防歯科とは、定期的に一般歯科(患者さまのかかりつけ歯医者)に行っていただき、むし歯や歯周病などの病気が発症していないか、悪化していないかなどを検査・治療・指導を行うことです。
普段からお口の環境を整えておくことで、歯の寿命を長くさせることにも繋がります。皆様の大切な歯が失うリスクを低くするためには、定期的にかかりつけの歯医者さんに通うことを当院ではおすすめしています。

歯の予防歯科の重要性

歯の予防歯科を行うことで、むし歯や歯周病のリスクを下げることができます。
定期的にかかりつけの歯医者さんに通うことで、むし歯が出来ていたとしても、早くに発見することができます。なので、悪化してしまう前に治療することができます。
歯の予防歯科を受けていることで、普段から自分のお口の環境や状況を知ることができます。なので、歯科医師や歯科衛生士から適切な歯磨きの方法などを教えてもらうことで、将来的に歯を失うリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

皆さん、8020運動をご存知ですか?

80歳で自分の歯を20本以上残そう!という運動です。
この運動は、厚生労働省や日本歯科医師から推進されています。
大人の歯は全部で、28本(親知らずは含みません)あります。
自分の歯(天然歯)が20本残っているとおいしく食事をすることができ、さらに全身の健康にも繋がります。

歯の予防歯科のメリット

①  むし歯や歯周病を早期発見、防ぐことができる

初期のむし歯は痛みがなく、自分では気付きにくいことがほとんどです。
むし歯で歯に痛みを感じた時には、かなり進行していることが多いです。
歯周病は、痛みを感じることなく進行します。
気が付いたころには歯がグラグラしているということも珍しくありません。
ですが、定期的に予防歯科に通うことでむし歯や歯周病を早期に発見することができ、早期に治療することが可能です。
また、歯周病の主な原因である歯石を定期健診で取ることにより、歯周病が進行しにくい状態を作ります。

②  健康な歯を維持することができる

歯は一度失ってしまうと、二度と元に戻ることはありません。
歯を健康な状態で長持ちさせるためには、歯を削らない・詰め物が入っていないということも大事なことです。
歯を失ってしまうと、食べることができる食べ物が減り、食事の楽しみも失ってしまいます。食事はQOL(生活の質)の向上にもつながるので、自分の歯を健康に保ちましょう。

③  見た目が美しくなる

歯科医院でブラッシングや歯石除去を行うことで、歯に付着しているプラークや歯石を取り除くことができます。
そのため、歯の表面の汚れが落ちて見た目も美しくきれいになります。

④  歯に痛みを感じて苦しむことが少なくなる

定期的にかかりつけの歯医者さんに通うことで、早期にむし歯を発見することができます。
そのため、むし歯で歯が痛くなってから気が付くのではなくて済みます。

⑤  全身の病気の予防につながる

むし歯や歯周病はお口の中だけではなく、全身の病気にも関わります。
特に、高齢者の方に多い誤嚥性肺炎は、歯周病と大きな関係があります。
さらに、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼすことが分かっています。
このように、お口の中の菌は全身の病気と関わりがあるので、お口の中をきれいに保つ必要があります。

歯科治療について

歯科の治療は主に、
1, むし歯に対する治療
2, 歯の周りの組織の炎症(歯肉炎、歯周炎)に対する治療
3, 喪失した歯を補う治療(補綴)に分かれます

歯科治療の重要性

これからの歯科医療では、歯が痛くなってから治療するのではなく、お口の中の病気をあらかじめ予防することが重要視されています。
将来的なお口のトラブルを未然に防ぐことによって、生涯にわたり健康な状態を保つことができると考えられています。
生涯にわたって自分の歯で噛むことが出来るという状況が健康寿命を達成するひとつの要因になると考えられていますが、歯科治療の重要性はまだまだ認知されていないのが現状です。

まとめ

歯の噛み合わせを改善することで歯の寿命が長くなるので、年齢に関わらず歯を大切にするためにも一度歯科医院で歯ならびをチェックしてみるのも良いかと思います。
当院では、歯ならびの初回相談無料(30分)で受け付けておりますので、気になる方は是非ご予約お待ちしております。

2023.10.13

インビザライン治療をして後悔した例!治療開始前に知っておくこと

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

インビザライン矯正は透明なマウスピースを使用するため人気がありますが、後悔する方もいます。インビザライン矯正を始める前に、あらかじめ後悔する原因やリスクを知るとよいでしょう。

今回は、インビザライン治療をして実際に後悔した6例と原因をご紹介します。デメリットやリスクについても言及しますので、インビザラインを検討中の方はぜひ参考にしてください。

インビザライン治療をして後悔した例

インビザライン治療をして後悔した6例と、原因をご紹介します。

予定よりも治療期間が長くなった

インビザラインは、専用のソフト「クリンチェック」を使用することで、歯並びがどのように整うのか3Dのシミュレーションで確認できます。精密な治療計画が立てられるので、治療開始前に治療期間も確認できるのです。

ただし、シミュレーションどおりにインビザライン治療を進めるには、マウスピースの装着時間や装着方法をしっかりと守らなければいけません。治療前に治療期間や費用を把握できても、装着時間や装着方法を守らないと予定よりも治療期間が延びるのです。

治療期間が延びると、診察回数やマウスピースの枚数が増加します。予定していたよりも費用がかかり、後悔するかもしれません。

噛み合わせが悪くなった

矯正治療の途中で、噛み合わせが悪くなったと感じることがあります。矯正治療を進めて予定していた位置に歯が動けば、噛み合わせの悪さは改善されるでしょう。

インビザライン治療は、マウスピースを装着して歯に矯正力をかけることで、歯並びを整える治療法です。

しかし、マウスピースの装着時間が短すぎる場合や、マウスピースの装着が不適切な場合、予定していない位置に歯が動くことがあります。誤った方向に歯が動くと、噛み合わせが悪くなるでしょう。

噛み合わせの悪さを改善するために追加でマウスピースが必要になると、治療期間と費用が余分にかかります。インビザライン治療を後悔することがないよう、マウスピースの装着時間だけでなく、装着方法も守ることが大切です。

歯並びの中心がズレた

マウスピースの装着方法が間違っていることや、インビザライン治療後にリテーナーをつける時間が短いことが原因で、歯並びの中心(正中)がズレることがあります。

インビザライン治療後、歯並びが整ったからと自己判断でリテーナーの装着を中断してはいけません。リテーナーは、矯正治療直後の歯列を固定するための重要な装置です。

矯正治療が終わった直後の歯は不安定な状態のため、歯科医師に指示されたとおりにリテーナーを装着しなければなりません。リテーナの装着を怠ると、歯がもとの位置に戻る後戻りが起きます。

インビザライン治療中は、歯科医師の判断に従うことはもちろん、定期的に歯科医院を受診して問題がないか確認してもらう必要があるでしょう。

歯茎が下がった

インビザラインのマウスピースによる矯正力が強すぎた場合、歯に大きな負担がかかって歯茎が下がることがあります。インビザライン治療は、マウスピースの装着時間を守ることを前提に計画が立てられます。

しかし、マウスピースの装着時間が短く、歯が適切な位置に移動していない状態で新しいマウスピースに交換すると、過度な矯正力が歯にかかって歯茎が下がるのです。

歯茎が下がると、知覚過敏になりやすいだけでなく、歯の根が露出することで虫歯のリスクも上がります。歯が長く見えて、見た目も悪くなるでしょう。

歯並びや噛み合わせに満足できなかった

インビザラインで治療したものの、歯並びや噛み合わせの仕上がりに満足できず後悔することもあります。

マウスピースを自由に取り外せることから装着時間が短かった場合や、間違った方法でマウスピースを装着していた場合、歯が正しい位置に動きません。理想としていた歯並び・噛み合わせにならなかったと後悔する可能性があるでしょう。

インビザラインでは、クリンチェックによるシミュレーションを患者様と歯科医師が一緒に確認できます。

しかし、理想とする歯並びのイメージを共有できていなければ、歯並びや噛み合わせに納得できず後悔するでしょう。カウンセリングや精密検査、クリンチェックによるシミュレーションなど、歯を動かす治療に入る前に歯科医師と密にコミュニケーションを取ることが重要です。仕上がりのイメージをしっかり共有しましょう。

特に、細かな要望がある方は、歯科医師に任せっきりにせずシミュレーションの段階で遠慮なく伝えてください。

治療後に歯が後戻りした

インビザラインを含めた矯正治療は、歯を動かす期間だけでなく、歯の後戻りを防ぐ保定期間も大切です。保定期間中は、インビザラインのマウスピースとは異なるリテーナーとよばれる保定装置を装着します。

しかし、インビザラインの矯正治療が終わって歯並びが整ったからと、自己判断でリテーナーの装着を中断する方がいます。保定期間中も通院する必要がありますが、通院を怠る方もいるでしょう。

リテーナーの装着を中断する、定期的な通院を怠るなどすると、歯が後戻りする可能性があります。矯正治療で整った歯並びを安定させるには、保定期間が重要です。リテーナーの装着時間も守って、しっかりと歯の位置を固定しましょう。

インビザライン治療をして後悔しないためには

インビザラインはワイヤー矯正と異なり、患者様が主体となって治療を進める必要があります。患者様の努力次第で治療の仕上がりに差が生まれるといっても過言ではありません。

インビザライン治療を後悔しないためには、以下の4つのポイントに気をつけましょう。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン矯正で使用するマウスピースは、自由に取り外せます。患者様自身で装着時間を意識しなければ、定められた装着時間よりも短くなるでしょう。

インビザラインは1日20〜22時間と、1日のほとんどの時間をマウスピースを装着して過ごさなければいけません。装着時間が20時間よりも短い日が続くと、噛み合わせが悪くなる、治療の仕上がりに満足できないなど、後悔につながります。

インビザライン治療中は、歯磨きや食事のとき以外は極力マウスピースを外さないようにしましょう。

適切にマウスピースを装着する

マウスピースを適切に装着することも大切です。マウスピースが歯の根元まで装着できていない場合や、ズレた状態で装着している場合、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えます。インビザラインの治療を後悔するかもしれません。

マウスピースがズレていないか・浮いていないか確認する、チューイーを使用するなど、ご自身でマウスピースの装着方法を見直しましょう。

治療中は決められた頻度で通院する

インビザラインは、患者様自身でマウスピースを交換しながら治療を進めます。

しかし、1~2か月に一度程度は、治療の進行度を確認するために通院しなければなりません。口内の状態によっては、マウスピースの調整や追加が必要になることもあるでしょう。

特に、マウスピースの調整や追加をしたあとは、指示された通院頻度を守ってください。歯科医師に経過を確認してもらわなければ、治療がうまく進まない可能性があります。

インビザラインを後悔しないためには定期的な通院も重要なので、歯科医師の指示に従ってください。

保定期間をおろそかにしない

インビザライン治療は、定められた期間リテーナーを装着することも重要です。リテーナーを装着する期間は、矯正治療にかかった期間と同程度とする歯科医院が多く、保定期間が長ければ長いほど歯が後戻りしにくいといわれています。

インビザラインで歯並びが整っても、後戻りしては後悔するでしょう。歯科医師の指示に従って、きちんとリテーナーを装着してください。

インビザライン治療のデメリット・リスクを知ろう!

インビザラインで後悔しないためには、デメリットとリスクも知ることが重要です。

インビザライン治療のデメリットとリスクは、以下のとおりです。

マウスピースの装着時間や装着方法に仕上がりが左右される

インビザラインは、自由にマウスピースを取り外せることがメリットです。

しかし、マウスピースの装着時間など自己管理ができなければ、予定していた期間で治療が終わりません。マウスピースが浮いている・ズレている場合は、最適な位置に歯が動かず、歯並びや噛み合わせが整わないでしょう。

インビザラインは、患者様の努力次第で治療の仕上がりに差が生まれるのです。

治療できない症例がある

インビザラインは、マウスピースを交換しながら徐々に歯を動かす治療です。歯を大きく動かす必要がある場合、対応できないかもしれません。

重度の叢生や出っ歯など、ワイヤー矯正のほうが適していることがあります。

インビザライン治療のメリット

インビザラインは、矯正治療中であることを知られたくない方や、痛みを避けたい方、虫歯や歯周病が気になる方に適した治療といえるでしょう。

インビザライン治療のメリットは、以下のとおりです。

透明なマウスピースを使用するので目立たない

インビザラインでは、薄く透明なマウスピースを使用します。歯茎のラインに沿ったデザインなので、治療中であることに気づかれる可能性が低いです。

虫歯や歯周病のリスクが低い

インビザラインは、歯磨きや食事の際に取り外せます。

ふだんどおりに歯磨きできるので、ワイヤー矯正よりも虫歯や歯周病になるリスクが低いでしょう。

違和感や痛みが少ない

インビザラインは、マウスピースを1~2週間ごとに交換して治療を進めます。マウスピースを清潔に保ちやすく、少しずつ歯を動かすので違和感や痛みが少ないです。

まとめ

インビザライン矯正は、患者様自身でマウスピースを管理する必要があります。マウスピースの装着時間が短いと、治療期間が延びる、仕上がりに満足できないなど、後悔することがあるでしょう。

しかし、インビザライン治療を後悔する原因は、患者様の努力次第で解消できます。インビザライン治療を後悔しないためには、きちんとマウスピースを管理し、定期的に通院することが大切です。

インビザライン治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

2023.09.26

インビザライン治療では歯を削る?その理由とメリットを解説!

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

インビザラインを装着する女性の口元

インビザライン治療では歯を削ることがあります。「歯を削って痛くないの?」「どれぐらい歯を削るの?」など、不安に思う方は少なくないでしょう。

今回は、インビザラインで歯を削る理由や、削る際の痛みなどを解説します。

インビザライン治療では歯を削る?

顎に手を当てて考える女性

インビザライン治療では、歯を削ることがあります。歯科医師が口内の状態を確認し、インビザライン治療を進めていくうえで歯を削る処置が必要だと判断した場合のみ削ります。そのため、すべてのケースで削るわけではありません。

インビザラインに限らず、ほかのマウスピース矯正や、ワイヤー矯正でも歯を削ることがあります。矯正治療を進めるうえで行われる歯を削る処置は、歯を動かすためのスペースを作ることが目的です。歯を削る処置は「IPR(アイピーアール)」とよばれます。

歯の削り方は、以下のとおりです。

・やすりで削る

・ディスクで削る

・バーで削る

IPRで使用する機械は、歯科医院によって異なります。やすりで削る場合、歯と歯の間に専用のやすりを入れて、細かく動かして歯を削ります。

ディスクで削る場合は、電動の円盤状の器具を回転させてスペースを作るでしょう。バーで削る場合は、虫歯治療で使われるドリルのような機械を用いて歯を削ります。

インビザライン治療において歯を削る理由

青い机に置かれたWhyと書かれた木のブロック

インビザライン治療で歯を削る理由は、以下のとおりです。

・歯を並べるためのスペースを確保する

・歯の大きさのバランスを整える

・ブラックトライアングルを目立たなくする

それぞれ確認しましょう。

歯を並べるためのスペースを確保する

インビザラインで歯を削る理由として最も多いのは、歯を並べるスペースを確保するためです。歯並びがガタガタになる原因や、出っ歯になる原因の多くは、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないことです。歯を削ってスペースを確保することで、歯並びを整えます。

歯を削る量はほんのわずかですが、複数の歯の側面を削ることでスペースを確保するのです。

歯の大きさのバランスを整える

歯列矯正では歯並びを動かすことはできても、歯の大きさまで変えることはできません。歯を削ることで、ある程度歯の大きさや形を変えることができます。

例えば、左右で歯の形が違う場合や、上下の歯のバランスを整えたい場合に、歯を削ることがあるでしょう。

ブラックトライアングルを目立たなくする

ブラックトライアングルとは、歯茎と歯と歯の間にできる三角のすき間のことです。

インビザライン矯正に関わらず、歯列矯正をするとブラックトライアングルができやすい傾向にあります。ガタガタしていた部分の歯茎が引き締まったことや、歯が重なっていた部分の歯槽骨が少なかったことが原因で、ブラックトライアングルができるのです。

歯並びが悪い状態だと歯磨きが難しく、汚れが残りやすくなります。汚れが残るとプラークが溜まり、歯茎が腫れることがあるでしょう。

歯列矯正で歯並びが改善され、歯ブラシで汚れを落とせるようになると、歯茎の腫れが治まります。徐々に歯茎が健康的に引き締まるでしょう。そのため、ブラックトライアングルが出現することがあるのです。

歯並びの乱れが大きい場合、歯を支える歯槽骨が薄くなっていることがあります。歯槽骨が少ない部分に歯を並べると、歯が動いたあとにブラックトライアングルが目立つ可能性があるでしょう。

ブラックトライアングルができた場合、歯を削ることで目立たなくできます。歯を削って三角形に近い形をしていた歯を四角形に整えます。その際に生まれたスペースを埋めるように歯を並べることで、ブラックトライアングルを改善するのです。

インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリット

merit demeritと書かれたタグが机に置かれている

インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

インビザライン治療で歯を削るメリットは、以下のとおりです。

・抜歯をせずに矯正できる

・治療期間を短縮できる

・後戻りを防げる

それぞれ解説します。

抜歯をせずに矯正できる

歯列矯正において歯をきれいに並べるためのスペースが足りないと判断された場合、抜歯をする必要があります。

しかし、歯を削るだけでスペースが確保できる場合、抜歯が不要となるでしょう。虫歯などのトラブルが起きていない健康な歯を抜くことに抵抗を感じる方もいます。歯を削ることで抜歯を回避できるのは、大きなメリットでしょう。

治療期間を短縮できる

抜歯をせずに歯を削ることでスペースを確保してインビザライン治療を進めると、治療期間を短縮できる可能性があります。抜歯をしないと、歯を大きく動かす必要がなくなるからです。

歯を削ってスペースを確保した場合、1本あたりの移動距離が短くなるため、治療期間が短くなる可能性があります。

後戻りを防げる

矯正装置で歯を動かしたあとは、歯全体にもとの位置に戻ろうとする力が働きます。歯がもとの位置に戻ることを後戻りといい、インビザラインに限らずすべての矯正方法で起きる可能性がある現象です。

後戻りを防ぐために、矯正装置で歯を動かしたあとは保定装置を装着し、歯列を固定する期間を設けます。歯を削ると、隣接する歯の接着面積が増えるため、支え合う面積が増えて歯並びが安定しやすいでしょう。

もちろん、後戻りを防ぐためには保定装置の使用は欠かせませんが、歯を削ることで後戻りしにくくなります。

デメリット

インビザライン治療で歯を削るデメリットは、以下のとおりです。

・健康な歯を削る

・歯同士が面で接触する

・確保できるスペースが限られる

それぞれ解説します。

健康な歯を削る

最も大きなデメリットは、健康な歯を削ることです。歯を削る量はごくわずかなので、痛みを感じることはなく、虫歯になりやすくなるなどのトラブルもありません。

しかし、健康な歯を削ることに抵抗がある方も多いです。歯を削る必要があるかどうか、事前に歯科医師に確認しましょう。

歯同士が面で接触する

天然歯は歯の先端が丸みを帯びているので、歯の隣接面は点で接触します。

しかし、歯を削ると削った面が平らになるので、歯と歯が面で触れ合うことになります。接する面積が増えるので、汚れが溜まりやすくなるでしょう。

過度に歯を削らなければ心配する必要はありませんが、歯と歯のすき間をより丁寧に掃除する必要があります。

確保できるスペースが限られる

抜歯に比べると、歯を削るだけでは大きなスペースを確保することができません。そのため、大きなスペースを作って歯全体を大きく動かさなければいけないと判断された症状などは、対応できないことがあります。

どんな方法でスペースを確保するのかは、歯科医師が判断します。希望を伝えるのは問題ありませんが、最終的な判断は歯科医師に任せましょう。

インビザライン治療で歯を削る量

歯科医院で治療を受ける男性

一般的に、歯の一番外側にあるエナメル質とよばれる部分を少し削ります。削る場所は歯の両サイド、隣の歯と隣接する面です。

削る量は0.1mm0.25mm程度です。エナメル質は23mm程度あるので、歯を削っても形が大きく変わることはありません。

歯を削るとしみたり痛んだりしない?

顎に手を当てて考える男女

エナメル質の一部を少量削るだけなので、歯がしみたり痛みを感じたりすることはほとんどありません。削ったあとに虫歯になりやすくなることや、歯自体が脆くなることもないでしょう。歯を削っても、エナメル質の大部分は残っているためです。

まとめ

歯科医院で治療を受ける女性

インビザライン治療で歯を削る目的は、歯を並べるスペースを作るためです。歯を削ることで、抜歯をせずに歯列矯正できるメリットはありますが、健康な歯を削らなければいけません。

歯を削る量はわずかなので、削ったことによって歯がしみる、虫歯になりやすくなるなどのトラブルは起きないといわれています。

しかし、歯を削ったあとは歯と歯の間にすき間がある状態です。すき間に汚れが溜まりやすいため、それまでと同じ歯磨きの仕方では汚れが残る場合があります。

歯間ブラシやフロスなど、細かい部分まで掃除できるアイテムを使って、丁寧にケアしてください。ケアが不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

症状によっては、抜歯をしたほうがよい場合もあるでしょう。どのようにインビザライン治療を進めるのかは、歯科医師と相談して決めてください。

インビザライン治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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