白いワイヤーを用いた治療とは

マルチブラケット治療とは、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。お口を開けて笑った時などに装置が見えることを心配される方もおられますが、白いワイヤーと小臼歯まで白いブラケットを採用することで目立ち方を抑える治療を行っています。

白いワイヤーとは

白いワイヤーとは、金属のワイヤーの表面を白色でコーティングした目立たないワイヤーです。お口を開けた時にワイヤーの金属色がギラギラと目立つことに抵抗がある方や、営業職や販売業など人前でお話しする機会の多い方などに選ばれています。この白いワイヤーと白いブラケットを組み合わせることで、口元の審美性が損なわれることを抑えながら矯正治療が受けられるようになります。

• できるだけ装置を目立たせたくない方
• 営業職や販売業など、人前でお話しする機会の多い方
• マウスピース型矯正装置が適応とならなかった方

メリット

金属色がないので、ぎらつきが少ない

白いワイヤーは、金属ワイヤーに比べ光を反射することが少ないため、ぎらつきが少ないことが特長です。

デメリット

装置が見える

透明なマウスピースを使うマウスピース型矯正装置や、歯の裏側に装置を付ける舌側矯正と比べて、歯の表側につけるブラケット治療は他の方から見えます。

種類が少ない

白いワイヤーは、通常の金属ワイヤーに白いコーティングをしているため金属ワイヤーよりも価格が高く、術者が選べる金属の材質も限られます。またメーカーにより白さに違いがあります。