コラム

2026.01.01

インフルエンザとお口の中の環境は関係ある?ない?

インフルエンザの菌のイメージ

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者の「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

いつも当院のコラムを読んでいただきありがとうございます。

今回は、ここ最近ずっと猛威を振るっている「インフルエンザ」についてお話をしていきます。

皆さん、ご存じでは無いかもしれませんが、インフルエンザとお口の中の環境(健康)は、とても関係があります。それはなぜ?と思いませんか?良かったら最後まで読んでくださると嬉しいです。

今季のインフルエンザは例年とは違います!

インフルエンザに感染した女性

毎年、冬の始まりとともに12月頃~2月頃になるとインフルエンザが大流行します。コロナが流行した年は、皆さんがウィルスの感染予防に徹底して行っていたため、インフルエンザが流行することがありませんでした。

しかし、コロナも落ち着き2023年5月8日にインフルエンザと同様の「5類感染症」となりました。そうすると感染対策もゆるくなり、街の中や・電車の中でもマスクをつけていない方々が増えたことを思い出してみてください。

そしてその年の冬からまたインフルエンザが流行ってしまいました。それでも去年までは、流行るころには学級閉鎖や学年閉鎖になることはありましたが、今年はどうやら学校閉鎖にもなってきていることに驚いています。

当院でも、毎日のようにインフルエンザによる予約のキャンセルのお電話があります。今季、流行っているインフルエンザは例年と違い、インフルエンザA型の変異した「サブグレートK」という変異株が子供の世代で流行っているそうです。この変異株は、今までにインフルエンザに罹患し、免疫がある方や・インフルエンザの予防接種をしていても感染してしまうことです。

普通に風邪をひいてしまうだけでも体はつらいのに、インフルエンザは高熱や関節など体の節々が痛くなり寝込んでしまうことも多く脳炎や肺炎など重症化してしまうことも多いです。

インフルエンザはどう感染するのか?

インフルエンザに感染して発熱した女性

インフルエンザは、インフルエンザウィルスの感染です。ウィルスは、通常、人の体の中には存在していません。外部から人の体の中に入り込んで、体の中の細胞をとりこみながら急速に増加していきます。この、外部というのは「目」・「鼻」・「口」です。

インフルエンザウィルスが増加することで、人は「異物」と認識するため、急速に増加した異物を倒そうとします。体がインフルエンザウィルスという異物と戦っているときに、高熱やのどの痛み・関節の痛みなどにあらわれます。

目からの感染(結膜)

ウィルスの感染は、目からもします。石鹸で手を洗わずに、いろいろ触れた手で目をこすってしまうと、手について見えないウィルスが目の結膜につき、感染します。しっかりマスクをしていても、石鹸で洗っていない手で目を触ると意味がなくなりますのでできるだけ目を触らないようにしましょう。

  • コンタクトレンズをお使いの方ならご存じでしょうが、コンタクトレンズを目に入れる前には必ず石鹸で手を洗ってからと指導されているはずです。同様に、目を触るときは必ず石鹸で手を洗うよう普段からの習慣にするようにしてください。

鼻・口・からの感染(上気道)

ウィルス感染で一番多いのが、この鼻と口からではないでしょうか。

ウィルスに感染している方が咳やくしゃみをするとウィルスを含んだ飛沫がとびます。この飛沫を吸い込んでしまい飛沫感染をしてしまいます。しっかりマスクをしていないと街中ですれ違っただけでも感染する可能性があります。

飛沫を吸い込むことの他にも、目(結膜)と同じようにウィルスがついた手で鼻やお口を触ってしまうことで感染します。マスクをしていても、マスクの表面にはウィルスが付着しているので、マスクを外すときにも表面を触らないように外し捨てましょう。

お口の中にいる細菌がウィルスの感染を助けてしまう

歯周病のイメージ

皆さんのお口の中には、沢山の種類の細菌がいます。もちろんお口の中の健康を保ってくれる良い細菌もありますが、舌が白くなってしまい口臭の元になる細菌や虫歯になってしまう細菌もあるなかで一番悪さをおこすのが歯周病菌です。

成人した方のお口の中にはほぼ全てのかたのお口の中には歯周病菌がいます。年齢を重ねていく加齢や、歯磨きが不十分でお口の中の環境が悪いと歯周病が悪化し、歯周病菌が増えてしまいます。

この歯周病菌が実はインフルエンザの感染の率が上がることも研究でわかっています。歯周病は、歯が抜けてしまう病気ですが、歯が抜けるだけではなく全身の疾患にも影響します。そのうえ、インフルエンザにもかかりやすくなってしまうなんて・・・。歯周病を放置せず、かかりつけの歯科医院に定期的に通い歯周病が悪化しないように気を付けてください。

インフルエンザの予防には「手洗い・うがい・マスク」さらに口腔ケア

マスクでインフルエンザの予防をする親子

インフルエンザはワクチン接種だけではなく、風邪の予防でもですが基本的に「手洗い」・「うがい」・「マスクの着用」が大切です。

この三つにあわせてお口の中を綺麗に保つこともインフルエンザの予防にはとても重要です。正しい歯磨きは出来ていますか?歯ブラシで丁寧(歯間ブラシやフロスも使う)に歯磨きをし、お口の中が乾燥しないよう常に鼻呼吸を意識しておこないましょう。

普段から口での呼吸が習慣していると唾液の量が減ってしまうと悪い細菌を洗い流すことができません。唾液が減らないよう、食べるときは良く噛むなども意識してみましょう。

まとめ

まとめ

今回は、学校閉鎖までになっているインフルエンザとお口の中の環境・お口の中を清潔に保つお話をしました。

インフルエンザにかぎらず、風邪などでも体調が悪く寝込んでしまうと、ついお口の中のケアは忘れ気味になってしまいます。

普段の生活から、正しい歯磨きが出来ていればウィルスの感染も防ぐことができます。正しい歯磨きが出来ているか、かかりつけの歯科医院を受診してみてください。

「手洗い・うがい・マスク・お口の中にケア」忘れずにしてインフルエンザにならないようお気をつけください。

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