
こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者の「ふじよし矯正歯科クリニック」です。
いつも当院のコラムを読んでいただきありがとうございます。
前回は、良質な睡眠とは何か?良質な睡眠は、人が生きることにとても必要なことについてお話しましたが、今回は、良質(質が良い)な睡眠どころか毎日睡眠不足だと人の体やお口の中や歯にどんな悪い影響がでてしまうのかをお話していこうかと思います。
人の三大欲求の一つでもある「睡眠」ですが、眠る時間が少なかったりして寝不足が続いていたり、逆に寝すぎて睡眠時間が多すぎたりしてしまうことは(寝すぎ)、脳や体や心の不調だけではなく、お口の中や歯にも悪い影響が出やすくなります。歯とお口の中を健康に保つことは良い睡眠にもつながります。
睡眠の質が悪い(寝不足)ことがお口の中の環境に悪い理由

日常の生活が忙しくなると眠る時間が少なくなり、どうしても睡眠不足になりがちです。眠る時間もですが、睡眠の質が下がってしまうといつもと同じ時間寝ていたとしても体の疲れが取れなくなり、眠気が日中の生活をしているときにもでてくるようになります。日中に眠気が残っていると勉強や仕事での集中力も落ちますし、物事を楽しむ・美味しいものを食べるなどの楽しむ意欲も落ちてしまいます。
そして集中力や意欲が落ちるとともに、体の免疫力も低下してしまうのです。免疫力が下がってしまうと人は体調を崩しやすくなり風邪をひいてしまったり口内炎ができたり歯周病が悪化するようになります。また、眠っているときは、食事をすることも水などの水分補給もできないため唾液の分泌が起きているときよりも減ってしまいます。
・唾液の量が減ってしまう
・唾液が減ることで口臭がきつくなってしまう
・体の免疫力が下がってしまう
・歯周病が悪化してしまう
・虫歯の進行が早くなる
寝ているときにおこる歯に悪いこと

人は、眠りにつくと体が弛緩(しかん)して全身の筋肉の緊張がなくなります。緊張をなくすことで、その日の体の疲れやストレスを緩和しようとし体と心のバランスを整えます。しかし、日中に強いストレスを感じたりしてしまうと、寝ているときにその強く感じたストレスを体が元に戻そうと頑張るとそれが歯ぎしりや食いしばりといった歯やお口の中の健康を害することがおこります。
・歯ぎしり
・食いしばり
・歯周病や虫歯の悪化
・口呼吸
・ドライマウス
・睡眠時無呼吸症候群
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歯の本数と睡眠は実は大きな関係があります

「8020」この数字、テレビのCMなどでも耳にすることがありませんか?
これは、80才まで20本の歯を健康に残そうという8020運動です。永久歯は全部で28本あります。(親知らず4本あるかたは32本になります)この28本の永久歯をずっと維持していくのは実は大変で、年齢が高齢になるとどうしても歯は歯周病や疾病によって抜けてしまい永久歯の本数が少なくなっていきます。
では、永久歯が残っている本数と睡眠がなぜ関係しているのか?それは、歯は食べ物も口に入れ歯で噛み切りすりつぶして食べ物を飲み込みやすくする役割をもっていますが、歯の本数が少なくなってしまうと上の歯と下の歯の嚙み合わせがわるくなります。しかし、将来どの歯が抜けてしまうか分からないですよね。もし抜けてしまう歯が1本だけならまだしも全部の永久歯が抜けてしまい総入れ歯になる可能性もあります。
おじいちゃんやおばあちゃんが入れ歯をとったお顔を見たことありませんか?顔がいつもよりクシャっとなって下顎がしゃくれているような見た目になっていると思います。これは、全部の永久歯が抜けてしまい歯を失ってしまうと、支えてくれていた歯がない下顎は上のほうへ顎が回転してしまうからです。そうすると舌の位置が喉の奥に落ちてしまうので気道が狭くなります。気道が狭くなると眠っているときの呼吸が浅くなってしまい良い睡眠がとれなくなってしまいます。
いくつになっても質の良い睡眠をとるためには、永久歯を健康な状態でお口の中に保ち抜けてしまうことのまいように、定期的に歯科医院に通って虫歯や歯周病のチェックと歯のクリーニングをおすすめします。何歳になっても自分の歯で噛んで食べることはとても大切で幸せなことです。
歯とお口の中を健康にし、より良い睡眠にするためにすること

乳歯や永久歯もしっかりとしたケア(歯磨き)をしないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、虫歯が進行してしまうと歯を削って治療します。歯は、一度虫歯治療のために削ってしまうと二度と元には戻りません。今は、セラミックやジルコニア、インプラントの技術も高くなりお口の中にはいっているかたも多いかもしれませんが、やはり乳歯が抜けて永久歯になり虫歯の治療をしていない天然歯が一番です!食べた時の感覚の食感や味覚も天然歯に勝るものはありません。お口の中は、歯だけではなく歯肉(歯茎)や唇や舌もあります。
ほっぺたの内側や唇に口内炎ができてしまって痛みで眠れなくなることもありますし、被せものがとれたまま歯科医院で治療せずに放置していると痛みがでて痛みで眠ることができなくなってしまいます。歯だけではなく、痛みを感じたまま良い睡眠をとることはできません。しかし、歯は定期的に歯科医院に通うことで虫歯・歯周病を早く見つけることもでき悪化することも防ぐことになります。
・眠る前の歯磨きは時間をかけ丁寧に磨くようにする
・歯ブラシ以外にも歯間ブラシやフロスを使うようにする
・歯磨きをしているのに虫歯や歯周病になりやすいと思ったら歯科医院で歯ブラシの当て方や磨き方を教えてもらう
・歯が痛い・歯茎から出血する・歯がしみると感じたらすぐに歯科医院を受診する
・歯が痛くなる前に定期的に歯科医院を受診し定期健診をするようにする
・寝ているときに歯ぎしりや食いしばりをしているようなら歯科医院に相談をする(マウスピースやナイトガードを作ってもらう)
まとめ

今回は、睡眠不足(寝不足)が歯と睡眠に関係していることや、人が眠っているときに実は歯やお口の中には悪いこと(悪影響)など、それを改善するためには毎日の丁寧な歯磨きや定期的に歯科医院に通う必要性についてお話してきました。
毎日、食べ物を噛んですりつぶしてくれる歯と毎日の睡眠はとても関係しています。「良質な睡眠」をとるために寝具やリカバリーウエアーを買って眠る環境を整えることを必要なことですが、ぜひお口の中にも気をつかっていただきたいです。
睡眠の質を今よりも向上されたいかたは、歯に痛みがなくても一度、お近くの歯科医院に行ってみてください。歯科医師はお口の中を診るだけで、歯ぎしりや食いしばりがあることがわかります。最近、歯科医院に行ってない方は一度ご相談してみてください。
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