コラム

2023.10.20

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)の費用はいくら?美しい歯並びのための投資

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

歯がきれいな女性

マウスピース型矯正装置(当院ではインビザライン※を採用)は、歯並びの矯正方法の一つとして注目されています。まだ歴史が浅い治療法のため、詳しくない方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、マウスピース型矯正装置(インビザライン※)がどのような矯正方法なのか、どのくらいの費用がかかるのかを詳しく解説します。治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)とは?

インビザラインの説明

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)は、カスタムメイドのマウスピース型矯正装置です。ご自身の歯並びに合わせて作られたマウスピースを1日20〜22時間装着し、定期的に交換しながら歯並びを整えます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)は1997年にアメリカで開発され、日本では2005年より利用が始まりました。2020年時点で世界100か国以上で採用され、900万人以上が治療を受けています。

2022年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、非常に注目されている治療です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)の特徴を、以下にご紹介します。

周りから気づかれにくい

従来の矯正、特にワイヤー矯正は、歯の表面に矯正器具が露出するため非常に目立ちました。

しかし、マウスピース型矯正装置(インビザライン※)は透明なので、よく見ないとわからないほど目立ちにくいです。口元を見られる機会が多い接客業などに従事している方でも、気兼ねなく治療を受けられるでしょう。

着け心地がよい

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)は、患者さまの口内にフィットするよう設計されます。装着時の違和感が少なく、快適に使用できるでしょう。

快適なので、大人だけでなくこどもにも適しています。長時間の装着が容易なため、こどもの矯正治療にも利用されています。

食事の際の負担が少ない

歯科矯正をしている際の大きな悩みは、食事の制限や不便さです。従来の矯正器具では、食べ物が挟まることがありました。硬いものを食べる際は、破損することもあったでしょう。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)は取り外しが簡単にできるため、外してふだんどおりの食事を楽しむことができます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)にかかる費用

電卓を見つめる豚

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による治療を検討したときに気になるのは、費用でしょう。治療開始前から治療終了後までの各プロセスでの費用について、詳しく解説します。

ただし、費用は歯科医院や症状によって変動します。一括払いや分割払いの選択肢もあるため、具体的な金額を知りたい場合は、直接通う予定の歯科医院に確認しましょう。

治療前

治療前にかかる費用は、以下のとおりです。

カウンセリング

治療を開始する前には、通常カウンセリングが行われます。カウンセリングでは、マウスピース型矯正装置(インビザライン※)で治療できるのかを確認し、費用などを説明するのが一般的です。患者さまの疑問への回答なども行われるでしょう。

カウンセリングの費用は歯科医院によって異なります。10,000円程度かかる場合もあれば無料で行っている場合もあります。

検査

説明に納得したうえでマウスピース型矯正装置(インビザライン※)での治療を受けることを決意した場合、精密検査を行って治療計画を立てます。検査では、レントゲン撮影やCT撮影を行うほか、顔や歯並びの写真撮影、CTスキャンを活用した歯型採取が行われるのが一般的です。

検査の内容にもよりますが、費用の相場は10,000~50,000円程度です。

歯のトラブルの治療

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による治療は、健康な歯でないと行えません。例えば、虫歯や歯周病などのトラブルがある場合は、まず治療を行う必要があります。虫歯などの治療には保険が適用されるため、数千円程度でしょう。

歯に問題がなければ虫歯治療などの費用はかからず、すぐにマウスピース型矯正装置(インビザライン※)による治療を開始できます。

治療中

治療中にかかる費用は、以下のとおりです。

診察

治療が開始すると経過観察目的で1~2か月に1回の頻度で診察を受ける必要があります。治療中の平均的な診察費用は、3,000~10,000円程度です。

マウスピース

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)の枚数に応じて、費用が変動します。600,000~1,000,000円ほどかかるでしょう。

保定期間

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による治療が終了したあと何も装着せずに過ごすと、歯が徐々にもとの位置に戻るリスクがあります。歯の位置を維持するために、リテーナーという保定装置を装着しましょう。

リテーナーの費用は10,000~60,000円程度で、保定期間中も定期的な診察が必要です。診察費用は1回につき3,000~5,000円程度となります。

保定期間は、マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による矯正期間と同程度とする歯科医院が多いです。

ほかの矯正方法の費用と比較

比較する女性

歯科矯正の費用は、歯を動かす期間や矯正を行う歯の本数、部位などによって大きく変わります。矯正期間が長い場合や、多くの歯を矯正する場合は、費用も高くなる傾向があります。使用する素材によっても費用が変わるでしょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にワイヤーを取り付けて行う方法です。全体的に歯を動かす治療が多いので、費用も高くなることが多いです。

ワイヤーを歯の表面に取り付ける場合は500,000~900,000円程度、裏側に取り付ける場合は900,000~1,400,000円程度が相場となっています。

アライナー型矯正装置

アライナー型矯正装置は、全体の歯を矯正する場合は400,000~10,00,000円程度の費用がかかることが多いです。上下の前歯を中心に矯正する部分矯正の場合、200,000~450,000円程度で治療が受けられる場合もあります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)には保険が適用される?

医療保険イメージ

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による矯正は自費診療となり、保険が適用されません。治療を受ける前に、医療機関でのカウンセリングを受けて、リスクや費用についての情報を十分に確認することが重要です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)の費用を安くする方法はある?

疑問を持つ女性 

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)の費用は、治療を提供する医療機関や地域、治療内容によって異なります。矯正にかかる費用を安くするための方法は、以下のとおりです。

複数の歯科医院で見積もり比較する

歯科医院によって、治療費用は大きく異なります。一般的に都心部の医院は、便利な立地から治療費が高く設定されることが多いですが、高度な技術や最新の設備を持つ医院も多く存在します。

一方、郊外の医院は、土地や家賃のコストが低いことから治療費を抑えられる可能性があります。

ただし、安さのみに惹かれて医療機関を決めた結果、医師の技量が不十分で希望どおりの治療が受けられないケースもあります。歯科矯正に関する高度な技術と知識、経験が治療結果に大きな影響を与えるのです。

矯正認定医や臨床士が在籍する医院は、専門的な矯正治療に関する知識や技術を持っているため、信頼性が高いといえます。治療費用のみを考慮するのではなく、医師の技量や経験、施設の設備など、多くの要素をバランスよく評価することが必要です。

医療費控除を申請する

医療費控除とは、1年間にかかった医療費が100,000円(総所得金額等が2,000,000円未満の人は総所得金額等の5%)を超えたときに受けられる、所得控除制度のことです。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による治療を審美目的で行った場合は医療費控除の対象になりませんが、歯並びが悪いことで日常生活、あるいは歯の機能に悪影響が出ている場合は医療費控除の対象になります。また、審美目的でも治療費を医療ローンで支払った場合は、ローン契約が成立した年のみ医療費控除の対象となります。

モニターになる

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による矯正治療を検討している方に、モニター制度や割引キャンペーンを用意している歯科医院もあります。活用すれば、安く矯正治療を受けられるでしょう。

ただし、割引やモニターは、治療時間や治療のタイミングなどに条件を設けていることが多いです。症例写真として顔出しが必要なケースもあります。

複数の歯科医院を比較検討してご自身に合う制度やキャンペーンを見つけたうえで、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

インビザラインの費用

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による治療は、ほかの矯正治療と比べると費用が高額になることが多いです。

しかし、患者さまの負担がなく治療できるという点から考えると、コストパフォーマンスがよい治療といえるかもしれません。

また、さまざまな方法を活用すれば費用を抑えて治療を受けられます。マウスピース型矯正装置(インビザライン※)の費用について悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン※)による矯正治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。