インビザライン治療では歯を削る?その理由とメリットを解説!
こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。
インビザライン治療では歯を削ることがあります。「歯を削って痛くないの?」「どれぐらい歯を削るの?」など、不安に思う方は少なくないでしょう。
今回は、インビザラインで歯を削る理由や、削る際の痛みなどを解説します。
インビザライン治療では歯を削る?
インビザライン治療では、歯を削ることがあります。歯科医師が口内の状態を確認し、インビザライン治療を進めていくうえで歯を削る処置が必要だと判断した場合のみ削ります。そのため、すべてのケースで削るわけではありません。
インビザラインに限らず、ほかのマウスピース矯正や、ワイヤー矯正でも歯を削ることがあります。矯正治療を進めるうえで行われる歯を削る処置は、歯を動かすためのスペースを作ることが目的です。歯を削る処置は「IPR(アイピーアール)」とよばれます。
歯の削り方は、以下のとおりです。
・やすりで削る
・ディスクで削る
・バーで削る
IPRで使用する機械は、歯科医院によって異なります。やすりで削る場合、歯と歯の間に専用のやすりを入れて、細かく動かして歯を削ります。
ディスクで削る場合は、電動の円盤状の器具を回転させてスペースを作るでしょう。バーで削る場合は、虫歯治療で使われるドリルのような機械を用いて歯を削ります。
インビザライン治療において歯を削る理由
インビザライン治療で歯を削る理由は、以下のとおりです。
・歯を並べるためのスペースを確保する
・歯の大きさのバランスを整える
・ブラックトライアングルを目立たなくする
それぞれ確認しましょう。
歯を並べるためのスペースを確保する
インビザラインで歯を削る理由として最も多いのは、歯を並べるスペースを確保するためです。歯並びがガタガタになる原因や、出っ歯になる原因の多くは、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないことです。歯を削ってスペースを確保することで、歯並びを整えます。
歯を削る量はほんのわずかですが、複数の歯の側面を削ることでスペースを確保するのです。
歯の大きさのバランスを整える
歯列矯正では歯並びを動かすことはできても、歯の大きさまで変えることはできません。歯を削ることで、ある程度歯の大きさや形を変えることができます。
例えば、左右で歯の形が違う場合や、上下の歯のバランスを整えたい場合に、歯を削ることがあるでしょう。
ブラックトライアングルを目立たなくする
ブラックトライアングルとは、歯茎と歯と歯の間にできる三角のすき間のことです。
インビザライン矯正に関わらず、歯列矯正をするとブラックトライアングルができやすい傾向にあります。ガタガタしていた部分の歯茎が引き締まったことや、歯が重なっていた部分の歯槽骨が少なかったことが原因で、ブラックトライアングルができるのです。
歯並びが悪い状態だと歯磨きが難しく、汚れが残りやすくなります。汚れが残るとプラークが溜まり、歯茎が腫れることがあるでしょう。
歯列矯正で歯並びが改善され、歯ブラシで汚れを落とせるようになると、歯茎の腫れが治まります。徐々に歯茎が健康的に引き締まるでしょう。そのため、ブラックトライアングルが出現することがあるのです。
歯並びの乱れが大きい場合、歯を支える歯槽骨が薄くなっていることがあります。歯槽骨が少ない部分に歯を並べると、歯が動いたあとにブラックトライアングルが目立つ可能性があるでしょう。
ブラックトライアングルができた場合、歯を削ることで目立たなくできます。歯を削って三角形に近い形をしていた歯を四角形に整えます。その際に生まれたスペースを埋めるように歯を並べることで、ブラックトライアングルを改善するのです。
インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリット
インビザライン治療で歯を削るメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
インビザライン治療で歯を削るメリットは、以下のとおりです。
・抜歯をせずに矯正できる
・治療期間を短縮できる
・後戻りを防げる
それぞれ解説します。
抜歯をせずに矯正できる
歯列矯正において歯をきれいに並べるためのスペースが足りないと判断された場合、抜歯をする必要があります。
しかし、歯を削るだけでスペースが確保できる場合、抜歯が不要となるでしょう。虫歯などのトラブルが起きていない健康な歯を抜くことに抵抗を感じる方もいます。歯を削ることで抜歯を回避できるのは、大きなメリットでしょう。
治療期間を短縮できる
抜歯をせずに歯を削ることでスペースを確保してインビザライン治療を進めると、治療期間を短縮できる可能性があります。抜歯をしないと、歯を大きく動かす必要がなくなるからです。
歯を削ってスペースを確保した場合、1本あたりの移動距離が短くなるため、治療期間が短くなる可能性があります。
後戻りを防げる
矯正装置で歯を動かしたあとは、歯全体にもとの位置に戻ろうとする力が働きます。歯がもとの位置に戻ることを後戻りといい、インビザラインに限らずすべての矯正方法で起きる可能性がある現象です。
後戻りを防ぐために、矯正装置で歯を動かしたあとは保定装置を装着し、歯列を固定する期間を設けます。歯を削ると、隣接する歯の接着面積が増えるため、支え合う面積が増えて歯並びが安定しやすいでしょう。
もちろん、後戻りを防ぐためには保定装置の使用は欠かせませんが、歯を削ることで後戻りしにくくなります。
デメリット
インビザライン治療で歯を削るデメリットは、以下のとおりです。
・健康な歯を削る
・歯同士が面で接触する
・確保できるスペースが限られる
それぞれ解説します。
健康な歯を削る
最も大きなデメリットは、健康な歯を削ることです。歯を削る量はごくわずかなので、痛みを感じることはなく、虫歯になりやすくなるなどのトラブルもありません。
しかし、健康な歯を削ることに抵抗がある方も多いです。歯を削る必要があるかどうか、事前に歯科医師に確認しましょう。
歯同士が面で接触する
天然歯は歯の先端が丸みを帯びているので、歯の隣接面は点で接触します。
しかし、歯を削ると削った面が平らになるので、歯と歯が面で触れ合うことになります。接する面積が増えるので、汚れが溜まりやすくなるでしょう。
過度に歯を削らなければ心配する必要はありませんが、歯と歯のすき間をより丁寧に掃除する必要があります。
確保できるスペースが限られる
抜歯に比べると、歯を削るだけでは大きなスペースを確保することができません。そのため、大きなスペースを作って歯全体を大きく動かさなければいけないと判断された症状などは、対応できないことがあります。
どんな方法でスペースを確保するのかは、歯科医師が判断します。希望を伝えるのは問題ありませんが、最終的な判断は歯科医師に任せましょう。
インビザライン治療で歯を削る量
一般的に、歯の一番外側にあるエナメル質とよばれる部分を少し削ります。削る場所は歯の両サイド、隣の歯と隣接する面です。
削る量は0.1mm〜0.25mm程度です。エナメル質は2〜3mm程度あるので、歯を削っても形が大きく変わることはありません。
歯を削るとしみたり痛んだりしない?
エナメル質の一部を少量削るだけなので、歯がしみたり痛みを感じたりすることはほとんどありません。削ったあとに虫歯になりやすくなることや、歯自体が脆くなることもないでしょう。歯を削っても、エナメル質の大部分は残っているためです。
まとめ
インビザライン治療で歯を削る目的は、歯を並べるスペースを作るためです。歯を削ることで、抜歯をせずに歯列矯正できるメリットはありますが、健康な歯を削らなければいけません。
歯を削る量はわずかなので、削ったことによって歯がしみる、虫歯になりやすくなるなどのトラブルは起きないといわれています。
しかし、歯を削ったあとは歯と歯の間にすき間がある状態です。すき間に汚れが溜まりやすいため、それまでと同じ歯磨きの仕方では汚れが残る場合があります。
歯間ブラシやフロスなど、細かい部分まで掃除できるアイテムを使って、丁寧にケアしてください。ケアが不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
症状によっては、抜歯をしたほうがよい場合もあるでしょう。どのようにインビザライン治療を進めるのかは、歯科医師と相談して決めてください。
インビザライン治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
インビザラインの治療期間と治療のプロセスを詳しく解説
こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。
インビザラインの治療について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。インビザラインは治療期間が長いと思っている方も少なくありません。長い場合は治療期間が3年ほどかかる方もいますが、マウスピースを装着する期間は2年以下の方が多いです。
今回は、インビザラインの治療期間や治療のプロセスなどを解説します。
インビザラインとは?
インビザラインとは、近年人気が高まっているマウスピース矯正ブランドのひとつです。シェア率は世界でもトップクラスで、豊富な実績を誇ります。
従来のワイヤー矯正と比較すると強い力がかからないので、治療中の痛みが少ない利点があります。透明なマウスピースを使用するため、目立ちにくいこともメリットでしょう。
インビザラインは、食事や歯磨きの時間を除いた1日20~22時間以上透明なマウスピースを装着します。1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯をゆっくり動かし歯列を矯正するのです。
永久歯に生え変わっていれば、こどもから大人まで幅広い年齢層の方が治療できます。
インビザラインの治療期間はどれくらい?
インビザラインの治療期間は個人差が大きく、一律ではありません。矯正範囲で比較すると、部分矯正では半年〜1年程度、全顎矯正では2~3年程度といわれています。インビザラインでの矯正期間が終わったあとは、保定期間とよばれる歯を安定させる期間が必要です。
治療期間を短くしたいと考える方もいるでしょう。
しかし、治療期間の極端な短縮は難しいといえます。無理に治療期間を縮めようとすると、治療後の後戻りや疼痛の原因になります。少しでも治療期間を短くしたい方は、毎日の装着時間をできるだけ長くする、定期メンテナンスでしっかり歯科医師の助言・診察を受けることなどを徹底しましょう。
インビザラインの治療のプロセス
インビザラインの歯列矯正は、初診後にすぐに行えるわけではありません。インビザライン治療のプロセスを確認しましょう。
診察前のカウンセリング
まずは、診察前にカウンセリングを行います。歯列の悩みや希望の矯正方法、費用、仕事内容(定期的な通院が可能か、インビザラインの装着ができるか)などを聴取されます。
希望の仕上がりにならなかったなどのトラブルを避けるために、ご自身の希望をしっかりと伝えましょう。
精密検査
カウンセリングが終わったら、診察と精密検査を行います。歯科医師が口腔内の様子を視診します。レントゲンやCT、スキャナーを使用して、歯や歯茎の健康状態や歯の根幹などもしっかり確認します。
シミュレーション(3D)
精密検査の情報をもとに、どのような歯列になるかシミュレーションします。3D技術で360度さまざまな角度から歯列の完成系を確認します。
修正したい部分があれば伝えて、違うパターンを作成してもらいましょう。
マウスピースの作成・装着開始
シミュレーションして歯型を取ったあと、約6週間でインビザラインのマウスピースが完成します。マウスピースの枚数は人によって異なりますが、治療に必要なマウスピースが一括で作成されます。
マウスピース装着に関する指導を受け、インビザラインでの矯正治療が始まるのです。
定期検診
トラブルが発生していなければ、1~2か月に1回、定期検診を受けます。定期検診では、虫歯や歯周病の有無などを調べます。歯が計画どおりに動いているか確認し、必要であればマウスピースの微調整を行うでしょう。
歯やマウスピースの状態を確認して、アタッチメントを装着することもあります。アタッチメントは、矯正治療が終了するまで装着するのが一般的です。
リテーナーの装着
矯正治療が終了したら、歯が後戻りしないようにリテーナーを装着します。
後戻りとは、移動させた歯がもとの位置に戻ろうとすることです。リテーナーを装着して歯の後戻りを防ぎ、矯正後の位置に歯を定着させる期間を「保定期間」とよびます。保定期間中は、3か月に1回の頻度で通院します。
保定期間が終われば、インビザラインによる矯正治療も終了です。すべての工程を完了するまでに、長い場合は約3年を要します。
インビザラインの治療が長引く原因
インビザライン治療が長引く原因にはどのようなものがあるのでしょうか。防ぐことが難しい理由もありますが、ご自身で注意すれば予防できる理由もあります。
歯列の乱れが重度である
治療に使用するマウスピースの枚数は40~60枚と、個人差が非常に大きいです。1枚のマウスピースで2週間の差が生じると考えると、1年程の差があることがわかります。
歯列の乱れが重度な場合、マウスピースの枚数が多くなるでしょう。マウスピースの枚数が多いほど、治療期間が長くなるのです。
マウスピースの装着時間が短い
マウスピースの装着時間が短いと、計画どおりに歯が動きません。新しいマウスピースに交換した際に強い痛みを感じることがあります。
新しいマウスピースを装着できない場合や痛みが強い場合は、1つ前のマウスピースの装着期間を延ばすことが多いです。マウスピースの交換時期が遅れるので、治療期間が延びるでしょう。
口腔内の環境がよくない
マウスピースの装着時間を確保しようと、歯磨きを怠ってはいけません。
虫歯や歯周病になると、歯列矯正を中断して治療を優先させることがあります。治療中は矯正治療を進められない場合が多いため、治療期間が延びることに繋がります。虫歯の治療で歯を削ると、作成したマウスピースを装着できなくなることもあるでしょう。マウスピースの再作成には1〜2週間かかるので、治療期間が延びるでしょう。
インビザラインの治療を長引かせないために気を付けること
歯列の乱れが重度であるなど、生まれもった要因からインビザライン治療が長引く場合は、大幅な治療期間の短縮は難しいでしょう。
しかし、装着時間や自己管理が不足して治療期間が長引くことは防げます。インビザラインの治療を長引かせないために気を付けることは、以下のとおりです。
装着時間を守る
インビザラインは、食事・歯磨きを除く20~22時間以上マウスピースを装着することが推奨されています。1時間のつけ忘れでも、積み重なれば歯の移動が大幅に遅れる可能性があります。
マウスピースの装着時間は必ず守りましょう。
マウスピースを適切に装着する
マウスピースはしっかりと装着しましょう。マウスピースをうまく装着できていないと、矯正力がかからない可能性があります。
チューイーなどの装着補助具を使用するなど、工夫して正しく装着してください。
マウスピースを紛失しない
マウスピースを紛失すると、作り直しに時間と費用が必要です。
何枚か先のマウスピースであっても、気づいた段階ですみやかに治療中の医療機関に相談してください。
口腔ケアを丁寧に行う
インビザライン装着中に虫歯や歯周病が発生すると、治療を優先する場合が多いです。
矯正治療を中断することになるため、口腔ケアはしっかり行いましょう。特に、歯列が複雑に入り組んでいる部分は、デンタルフロスや洗口液、タフトブラシなどを活用して清潔にしてください。
定期検診を受ける
治療が順調に進んでいると、受診を面倒に感じるかもしれません。治療を長引かせないためには、トラブルを早期に発見し、早期に対応することが重要です。
自覚症状がなくてもトラブルが起きている可能性はあるので、必ず定期検診を受けて、歯科医師に口内を確認してもらいましょう。
まとめ
今回は、インビザラインの治療期間やプロセスについて解説しました。
矯正治療は、どのような方法で行っても年単位での治療期間が必要です。インビザラインで治療期間を長引かせないために、注意すべきことはいくつかあります。今回ご紹介した内容に注意して、矯正治療のすべてのプロセスを乗り越えましょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
インビザラインで出っ歯を治療するメリットや費用、治療法を解説!
こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。
インビザラインで出っ歯を治療することは可能ですが、ワイヤー矯正との併用や外科手術が必要な場合があります。
今回は、インビザラインで出っ歯を治療するメリットや費用、治療法について解説します。
出っ歯とは
出っ歯とは、主に上の歯または上顎全体が前に突き出ている状態です。専門的には、上顎前突とよびます。
一般的には、上の前歯が前に出ている状態を思い浮かべる方が多いと思いますが、必ずしも上の歯が大きく前に出ているわけではありません。実際には、下顎が通常より小さく発育している場合に、上の前歯が前に突き出て見えるという状況もあります。下顎が小さいため、相対的に上の前歯が前に出て見えるというケースも、出っ歯として認識されるのです。
出っ歯になる原因
出っ歯になる原因は、遺伝などの先天的なものと後天的なものがあります。
遺伝
出っ歯は遺伝によっても引き起こされることがあります。
一つは、遺伝による前歯の位置の異常です。遺伝的な要素によって上の前歯が前方に位置することで、出っ歯になります。
もう一つの要因は、遺伝による上下の顎のバランスの異常です。上顎の骨が過度に成長することで前歯が前方に突出し、出っ歯になることがあります。下顎の骨の成長が不足した場合も、相対的に上顎が前方に位置することになり、出っ歯に見えることもあるでしょう。
歯列のバランス
上の前歯のサイズが大きすぎる場合、出っ歯になることがあります。
歯が正常よりも大きいと、歯と歯の間に十分なスペースがなくなるため、歯が前方に出る可能性が高まります。歯自体の形状や大きさが原因なため、個人の努力で解決することは難しいです。
日常の癖
出っ歯は遺伝的な要因以外に、生活習慣や日常の癖が原因で生じることがあります。
特に、こどもの頃の癖が出っ歯を引き起こす原因となることが多いです。指しゃぶりや舌を上の前歯に当てる癖などが上の前歯を前方に押し出し、出っ歯になります。乳児期の癖が問題になることは少ないですが、幼児期や学童期まで癖が続くと歯並びへの影響が大きくなるでしょう。
口腔習慣は早い段階で改善することが重要です。4~5歳になっても指しゃぶりや舌を前に出す癖などが続いていると、歯並びが乱れる可能性が高まります。保護者の方が指導しても改善しない場合は、歯科医師に相談して専門的なアドバイスを得ましょう。
インビザラインで出っ歯は治療できる?
インビザラインは、出っ歯やガタガタした歯並び、八重歯、受け口などの不正咬合を治療するための矯正方法の一つです。透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、歯並びを徐々に修正し、美しい歯列に整えます。
出っ歯の治療では、小臼歯を抜歯し、歯を大きく動かして歯列を下げる方法が一般的です。歯の移動距離が長い場合はワイヤー矯正が適しており、ワイヤー矯正とインビザラインを組み合わせて治療することもあります。
しかし、上顎の骨格が前に出ているような骨格に問題がある出っ歯の場合は、インビザラインだけで口元の突出感をなくすのは難しいです。骨格に問題がある出っ歯の場合は、外科手術を行って上顎を後退させる必要があります。
インビザラインで出っ歯の治療は行えますが、ほかの矯正法と組み合わせる場合や外科的手術が必要な場合もあるのです。
インビザラインで出っ歯を治療するメリット・デメリット
歯の移動量が大きい出っ歯にはワイヤー矯正のほうが適していますが、インビザラインにもさまざまなメリットがあります。インビザラインで出っ歯を治療するメリット・デメリットをご紹介します。
インビザラインで出っ歯を治療するメリット
インビザラインで出っ歯を治療するメリットは、以下のとおりです。
治療結果を予測できる
インビザラインでは、治療を開始する前にコンピューターを用いたソフトウェア「クリンチェック」で治療結果のシミュレーションを行います。クリンチェックでは、治療後の歯の動きや変化を具体的に可視化することが可能です。
シミュレーションを通じて、患者さま自身が治療後の歯並びや顔つきを事前にイメージすることができます。治療のゴールが明確になり、術後に想像と違う結果になって後悔するなどのトラブルを避けることも可能です。
矯正装置が目立たない
インビザラインは透明で薄いマウスピースを使用するため、外見上の違和感が少なく、目立たずに歯列矯正を行うことが可能です。
従来のワイヤー矯正の場合、金属製の矯正装置が歯に直接取り付けられます。口を開けたときに矯正装置が目立つのに対し、インビザラインは装着していることがほとんどわかりません。
痛みや違和感が少ない
インビザラインは、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換して歯をゆっくりと移動させます。従来のワイヤー矯正と比較して微細な圧力で動かすため、歯が動く際の痛みが抑えられるでしょう。
マウスピースは非常に薄く作られており、粘膜や舌への刺激が大幅に軽減します。口内炎や舌の痛みなどの問題に悩むこともほとんどありません。
マウスピースを取り外せる
インビザラインのマウスピースは、ご自身で簡単に着脱できます。
食事や歯磨きの際などに矯正装置を取り外すことが可能なため、食事が制限されることや歯磨きがしにくくなることがありません。ワイヤー矯正のように、食べ物が引っ掛かって取れなくなることや、磨き残しが生じる心配もないのです。
口内を清潔に保てる
インビザラインのマウスピースは自由に取り外すことができるため、歯磨きや装置の清掃が簡単です。
流水と歯ブラシを使ってマウスピースを丁寧に清掃できるため、食べかすや細菌が装置に付着して、口内環境を悪化させることを防げるでしょう。
インビザラインで出っ歯を治療するデメリット
インビザライン出っ歯を治療するデメリットは、以下のとおりです。
虫歯や歯周病のリスクがある
インビザラインを進めている最中に虫歯や歯周病になった場合、治療のために矯正を一時的に中断しなければなりません。虫歯や歯周病の治療が終わるまで、インビザラインを再開することはできません。
虫歯治療によって歯の形状が変わると、治療後の歯の形状に合わせて新たなマウスピースの作製が必要です。新しいマウスピースが作成され、患者さまに届くまでには時間がかかるため、治療期間がさらに延びる可能性があります。
適応症例が限られている
インビザラインでの矯正は非常に便利で効果的な治療法ですが、すべての症例に対応できるわけではありません。出っ歯の種類によっては、インビザライン単独では治療が困難な場合もあります。
インビザラインを希望しても、ワイヤー矯正と併用することで治療期間を短縮できるケースも存在します。インビザラインだけで出っ歯の治療を行えない場合もあるため、注意が必要です。
自己管理を徹底する必要がある
インビザラインは着脱が自由にできますが、デメリットにもなり得ます。
矯正治療は、装置をつける時間が長ければ長いほど効果が出ます。装着時間が短いと、治療期間が延びるでしょう。ご自身で装着時間をしっかりと管理することが重要です。
また、マウスピースの破損や紛失にも注意が必要です。取り外しが可能なため、ティッシュに包んで誤って捨ててしまった方や、マウスピースを置いていることを忘れて上に物を置いてしまい、マウスピースが破損してしまった方もいます。外した際は専用のケースに入れる、保管場所を決めるなど、破損・紛失に気をつけてください。
ワイヤー矯正よりも治療期間が長くなる場合がある
インビザラインは、ワイヤー矯正と比較すると歯に与える圧力が弱いため、矯正期間が延びる傾向にあります。
マウスピースの装着を忘れる、マウスピースを紛失するなど、マウスピースを装着していない時間が多いと、治療期間はさらに長引きます。自己管理が苦手な方や紛失するリスクを避けたい方は、取り外しの必要がないワイヤー矯正を選択しましょう。
インビザラインでの出っ歯の治療法
インビザラインでの出っ歯の治療法は、抜歯を必要とする方法と必要としない方法で分けられます。
抜歯をする治療法
歯が大きいなどの理由で歯列をきれいに整えられない場合は、抜歯が必要になります。抜歯によってできたスペースを利用して、突き出ている歯を奥へと移動させて歯並びを整えるのです。
抜歯が必要となる場合、一般的には4番目の小臼歯(前歯から数えて4番目、最初の丸い歯)が抜かれます。前歯と奥歯の間に位置しており、この場所にスペースを作ると全体の歯の移動量が最小限に抑えられるからです。歯の役割を「食べ物を噛み切る前歯」「食物をすり潰す奥歯」と分けると、4番目の小臼歯の役割が相対的に少ないため、抜歯対象となることが多いです。
抜歯をしない治療法
抜歯をしない治療法では、奥歯を後方へ移動させて、すき間を作ります。最も奥にある歯を後ろに動かし、生まれたスペースに隣の歯を移動させることで前歯へと空間を集めます。前歯に空間が集まったら、出っ歯を改善するのです。
しかし、歯は無限に移動させられるわけではありません。歯を動かせる範囲を超えた場合は、歯と歯の間を微細に削ることもあります。歯の側面を削る処置をIPR(ディスキング)とよびます。IPRを行うことで新たなスペースが生まれ、歯を移動させる余裕が生まれるのです。
インビザラインでの出っ歯の治療にかかる期間
インビザラインでの出っ歯の治療期間は、短い場合で約半年、長い場合で約2年とされていますが、患者さまの歯並びの状態によって大きく変動します。
治療期間を具体的に決定する大きな要素としては、奥歯の矯正が必要かどうかが挙げられます。全体的に歯並びが悪く奥歯も動かす必要がある場合は、治療時間が長くなるでしょう。奥歯は、前歯と比べて動かすのに時間がかかるためです。
一方、全体的な歯並びに大きな問題がなく、見える部分だけの矯正を目指す部分矯正の場合は、治療期間が半年程度と比較的短くなることが多いです。
インビザラインでの出っ歯の治療にかかる費用
インビザラインは自由診療で保険適用外のため、費用は歯科医院により異なります。部分矯正の費用は約400,000~500,000円、全体矯正の場合は約700,000~1,200,000円とされています。
上記の費用相場はインビザラインだけの費用なので、診断料や検査料、毎月の調整料等が別途必要な場合もあるでしょう。調整料が必要な場合は、治療期間が長引くと治療費も増大します。
しかし、費用が安いという理由だけで歯科医院を選ぶと、医師の治療技術が十分でないために治療が失敗し、さらなる費用がかかるケースがあります。治療費を検討することは重要ですが、信頼できる歯科医院かどうか、インビザラインの実績があるか、さまざまなケースに対応可能かどうかも確認し、総合的に歯科医院を選びましょう。
まとめ
インビザラインで出っ歯を治療する場合、抜歯を必要するケースと必要としないケースに分けられます。すべての症例にインビザラインが適応されるわけではありません。多くの移動量を必要とする出っ歯の場合は、ワイヤー矯正との併用が必要となることがあります。歯並びではなく、骨格に問題がある場合は、矯正治療だけでは改善できないため外科手術が必要になるでしょう。
インビザラインは矯正装置が目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外すことが可能なメリットの大きい治療法です。一方で、自己管理が重要となるなどのデメリットも存在します。
インビザラインでは、クリンチェックとよばれるシミュレーションソフトを活用しますが、歯科医師の技術力にも治療結果は大きく左右されます。信頼できる歯科医院を選ぶために、事前にホームページで医師の情報を確認し、カウンセリングを受けましょう。
インビザラインでの出っ歯の治療を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
どちらがおすすめ?インビザラインとワイヤー矯正を徹底比較!
こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。
矯正治療を検討する際、インビザラインとワイヤー矯正のどちらがよいか悩む方も多いでしょう。矯正治療を選ぶ際はメリットだけでなく、デメリットや費用、治療期間など、さまざまなポイントを比較して検討することが重要です。
今回は、インビザラインとワイヤー矯正をポイントごとに比較して解説します。それぞれの治療法がどんな人におすすめかもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インビザラインとは?
インビザラインとは、マウスピースを使って歯並びを整える矯正治療です。1日20〜22時間マウスピースを装着し、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換して治療を進めます。透明なマウスピースを使用するため、矯正治療中であることを他人に気づかれることは少ないでしょう。好きなタイミングで取り外しができるため、食事や歯磨きの際も負担なく過ごせます。
インビザラインのマウスピースは、1枚で最大0.25mmしか歯を動かせません。マウスピースを何枚も交換して徐々に歯を動かす矯正治療なので、違和感や痛みが出にくいこともメリットのです。
ただし、インビザラインは患者様自身でマウスピースを管理しなければ、うまく治療が進みません。マウスピースの装着時間が20時間よりも短かったり適切な時期にマウスピースを交換していなかったりすると、理想的な歯並びにならない可能性があるのです。
また、インビザラインは、歯並びの乱れが比較的軽度な場合に適した矯正治療のため、歯並びの乱れが重度なケースや抜歯が複数本必要なケースなどには対応できないことがあります。
ワイヤー矯正とは?
ワイヤー矯正とは、固定式の矯正装置を使って歯並びを整える矯正治療のことです。歯の表面にブラケットとよばれる装置を接着し、ブラケットにワイヤーを通して歯に力をかけ、歯並びを整えます。
ワイヤー矯正は、矯正治療の中で最も歴史のある治療法で、歯科医院だけでなく大学病院でも行われるほど症例数が豊富です。抜歯や外科処置が必要な難症例にも対応できるため、インビザラインよりも幅広い方が治療を受けられることがメリットです。
歯の表面に矯正装置を固定するので歯の1本1本に力がかかりやすく、歯並び全体を大きく動かせます。効率的に矯正できるため、インビザラインよりも治療期間が短い場合もあるでしょう。
ただし、歯に強い力がかかるため、違和感や痛みが出やすいといわれています。矯正装置は取り外せないため、食事の制限や歯磨きのしづらさを感じる方が非常に多いです。
インビザラインとワイヤー矯正の比較表
インビザラインとワイヤー矯正を比較して解説します。
<インビザラインとワイヤー矯正の比較>
矯正方法 | インビザライン | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
見た目 | 透明で目立たない | 金属部分が目立つ |
痛み | 少ない | 出やすい |
治療期間 | 部分矯正:2か月~1年以内 全体矯正:2~3年 |
部分矯正:3か月~1年 全体矯正:2~3年 |
費用 | 部分矯正:200,000~600,000円 全体矯正:600,000~1,000,000円 |
部分矯正:300,000~700,000円 全体矯正:600,000~1,700,000円 |
適応症例 | 少ない | 多い |
食事制限 | なし | 一部あり |
歯磨きのしやすさ | しやすい | しにくい |
それぞれを詳しく解説します。
見た目
矯正治療中の見た目が気になる方には、インビザラインが適しているでしょう。
インビザラインは、薄くて透明なマウスピースを使用するため、目立つことはありません。
ワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットやワイヤーを固定するため、目立ちやすいといえます。
ワイヤー矯正でも、歯の裏側に矯正装置を固定する裏側矯正や、上の歯は裏側に、下の歯は表側に矯正装置を固定するハーフリンガル矯正を選べば、ワイヤー矯正でも目立ちにくくできるでしょう。歯の表側に矯正装置を固定する表側矯正でも、セラミックなどのブラケットやホワイトワイヤーを選べば、目立ちにくくできます。目立ちにくい素材や矯正方法を選ぶと、その分費用が高くなる傾向にあるので注意が必要です。
痛み
インビザラインは、マウスピースを何枚も交換することで歯を徐々に動かすため、違和感や痛みが出にくい矯正治療といえます。使用するマウスピースは薄くて滑らかなため、お口の中を傷つける心配がなく、口内炎もできにくいでしょう。
ワイヤー矯正は、歯の1本1本に力をかけて、歯並び全体を一気に動かせることがメリットですが、その分、違和感や痛みが出やすいといえます。歯の表面に矯正装置を固定するため、不快感をおぼえる方や装置が擦れて口内炎ができる方もいるでしょう。
治療期間
インビザラインもワイヤー矯正も、全体矯正にかかる期間は約2~3年と大差はありません。
しかし、ワイヤー矯正は、インビザラインよりも歯に力をかけやすいため、治療期間が短くなる症例もあるでしょう。
インビザラインは、歯並びの乱れが軽度な場合に適した治療法です。部分矯正や歯並びの乱れが軽度な場合、ワイヤー矯正よりも治療期間が短い場合があります。通院頻度に関しては、ワイヤー矯正は歯科医師による調整が必要なため、月に一度は通院しなければいけません。インビザラインは患者様自身で治療を進めるため、2か月に一度の頻度で通院するのが一般的です。
矯正治療にかかる期間は、矯正の種類だけでなくもともとの歯並びの状態に左右されます。実際にどのくらいの期間が必要になるか知りたい場合は、歯科医師に相談しましょう。
費用
矯正治療にかかる費用は、矯正方法だけでなく、部分矯正か全体矯正かによっても異なります。
ワイヤー矯正には、表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正の3種類があり、目立ちにくい方法を選ぶほど費用が高額になるでしょう。例えば、表側矯正の費用相場は600,000~1,000,000円でインビザラインと変わりませんが、目立ちにくい裏側矯正は1,000,000~1,500,000円で表側矯正の1.5倍といわれています。また、ワイヤー矯正でセラミックやジルコニアのブラケット、ホワイトワイヤーを選ぶと、その分追加で費用がかかるので注意が必要です。
ワイヤー矯正とインビザラインを比較すると、インビザラインのほうが費用が安いことがわかります。インビザラインは、歯並びの乱れが軽度な場合に適しているので治療の難易度が低い場合が多く、ワイヤー矯正よりもリーズナブルに治療ができるといえるでしょう。
ただし、インビザラインは、使用するマウスピースの枚数によって費用が変わります。マウスピースの追加や作り直しが必要になると、予定していた費用よりも高くなる可能性があるので注意しましょう。
適応症例
ワイヤー矯正は、治療実績が豊富な矯正なので、抜歯や外科処置が必要になるケースなど、難しい症例にも対応できます。インビザラインと比較すると、幅広い方が治療を受けられることがメリットです。
インビザラインは、歯を水平移動させることが苦手なため、歯並びの乱れが重度なケースや歯の移動距離が長いケースには適しません。
ただし、抜歯が必要な歯並びでも、インビザラインで治療できるケースもあります。どちらの矯正方法が適しているかは歯並びの状態によって異なるので、一度歯科医院で相談しましょう。
食事制限
インビザラインは、自分の好きなタイミングでマウスピースを取り外せます。マウスピースを取り外して食事できるため、食事制限はありません。矯正治療中でありながら、ふだんどおり食事を楽しめるでしょう。
ワイヤー矯正は、固定式の矯正装置なので、装置が外れる可能性がある食べ物を避けなければいけません。ガムやキャラメルなどの粘着性があるものは避けてください。また、繊維質の野菜やキノコ類、細い麺類などは、矯正装置に挟まりやすいため注意が必要です。
歯磨きのしやすさ
ワイヤー矯正は、矯正装置を取り外せないため、歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。特に、歯と歯の間は歯ブラシが入りにくいため、歯間ブラシやタフトブラシを使用して磨きましょう。
マウスピースを取り外せるインビザラインは、ワイヤー矯正と比較すると歯磨きしやすいといえます。ふだんどおり歯を磨けるため、虫歯や歯周病のリスクが低く、清潔な口内を保てるでしょう。
インビザラインがおすすめの人
インビザラインがおすすめの人は、以下のとおりです。
・矯正治療中の見た目が気になる人
・人前で話す機会が多い人
・通院回数を少なくしたい人
・自己管理ができる人
インビザラインは、透明なマウスピースを使用するため、矯正治療中であることが周囲に気づかれにくいです。自分の好きなタイミングでマウスピースを取り外せるため、見た目が気になる人に適しています。人前に立つ機会が多い職業や接客業に従事する人にも向いている矯正治療といえるでしょう。
インビザラインは1日20〜22時間マウスピースを装着し、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで治療を進めます。患者様ご自身がマウスピースを管理するため、通院回数が少ないメリットがありますが、マウスピースの装着時間や交換時期を守れなければ理想的な歯並びになりません。マウスピースをしっかりと自己管理できる人は、インビザライン矯正が向いているでしょう。
ワイヤー矯正がおすすめの人
ワイヤー矯正がおすすめの人は、以下のとおりです。
・歯並びの乱れが重度な人
・抜歯が必要な人
・歯科医師の判断で治療を進めてほしい人
・自己管理が苦手な人
ワイヤー矯正は、インビザラインよりも幅広い症例に対応できます。ガタガタした歯並びや出っ歯だけでなく、抜歯や外科処置が必要な難しい症例にも対応できることがメリットです。インビザラインで治療が難しい歯並びの人は、ワイヤー矯正が向いているでしょう。
ワイヤー矯正は、治療の経過を診ながら歯科医師の判断によって歯並びを整えます。インビザラインのように自分で管理する必要がないので、自己管理が苦手な人や歯科医師に任せて治療を進めたい人に適しています。
まとめ
インビザラインは、透明なマウスピースを使用しているため、矯正治療を受けていることが目立たないことが最大のメリットです。好きなときに取り外せるため、食事や歯磨きをふだんどおり行えることもメリットでしょう。
しかし、マウスピースの管理ができないとうまく治療が進まない、治療できない歯並びがあるなどのデメリットが存在します。
ワイヤー矯正は、歯に矯正装置を固定して歯並びを整える方法です。1本1本の歯に力がかかりやすいため、重度の歯並びの乱れや抜歯が必要な症例など、幅広い方が治療を受けられます。
ただし、インビザラインと比較すると、矯正装置が目立つ、違和感や痛みが出やすいなどのデメリットがあります。
矯正方法を選ぶ際は、メリットやデメリット、必要な費用、治療にかかる期間などを比較して検討しましょう。
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