2024.01.25

アタッチメントについて

アタッチメントとは

アタッチメントとは、歯の表面に付ける歯に近い色をしたコンポジットレジン(合成樹脂)の突起物のことです。歯に何も付いていない状態の場合と、歯の表面にアタッチメントが付いている状態の場合を比較すると、アタッチメントが付いている方がアライナーの保持力が向上され、より精密に歯を動かすことができます。

マウスピースを外した状態の場合、アタッチメントは歯の表面に付けるため、唇や舌が触れるとボコボコして少し違和感がありますが、ほぼ1日中マウスピースを装着しているため、あまり気になりません。

見た目も歯の色に近い色をしているため、ほとんど目立ちません。アタッチメントを付けることによって、歯に加わる矯正力を強め、効率的に歯を動かすことができます。しかし、アタッチメントは形状や設置する場所などによって役割が異なります。

アタッチメントの役割

マウスピースの保持力を強化する

アタッチメントは、歯を動かすだけでなく、マウスピースが浮かないようにマウスピースをしっかりフィットさせ、固定させる役割があります。中途半端にマウスピースを入れてしまうと、治療計画通りの動きにならず、新しいマウスピースに交換しても入らなかったり、浮いてしまうことがあります。そして、歯に何も付いていない状態でマウスピースもツルツルな状態の場合、滑ってしまって歯を動かすための矯正力を十分に加えることが出来ず、治療計画通りに歯は動いてくれません。そのため、アタッチメントを歯の表面に付けることで、マウスピースの保持力を強化し、固定させることで、マウスピースが浮かないように防ぐことができます。

歯に矯正力を加える

アタッチメントには、さまざまな形状があり、設置する場所や個数によって、歯に加わる矯正力をコントロールすることができます。歯を動かしたい方向に適切なアタッチメントの種類を選択し、歯に直接装着していきます。アタッチメントは、アライナーの保持力を強化し、侵入、押し出し、回転、歯根(歯の根っこ)の制御、および移動の場合にアライナーが最適な歯の動きを提供することができます。

アタッチメントの種類

アタッチメントは大きく2つの種類に分かれています。

通常アタッチメント

通常アタッチメントとは、歯科医師が直接設置することができるアタッチメントです。通常アタッチメントは、楕円形(だえんけい)・長方形・傾斜付長方形の3種類が基本的に使用されています。通常の長方形アタッチメントは、サイズおよび傾斜角の調整をすることができます。

最適アタッチメント

最適アタッチメントは、アライン・テクノロジー社が自動で設置します。

最適アタッチメントは、サイズ・形状・設置位置の変更をすることはできません。

(個々の歯冠形態に合わせて最適にカスタマイズされているため。)

最適アタッチメントは、回転用・挺出用・ルートコントロール用・過蓋咬合用などがあります。

回転用最適アタッチメント

回転とは、歯軸(歯の長軸)を中心に回転することです。歯が捻転(ねんてん)(歯がねじれている)している場合に、回転力を加えて歯列弓上に正しく排列させます。この回転用最適アタッチメントを使って、犬歯や小臼歯の捻転(歯のねじれ)を解消させることができます。

捻転には3種類あります。近心捻転・遠心捻転・翼状捻転(対称捻転)があります。

近心(きんしん)とは、歯の中心に近づく方向をいいます。

遠心(えんしん)とは、歯の中心に遠ざかる方向をいいます。

翼状捻転(よくじょうねんてん)とは、上顎中切歯が左右対称に歯がねじれているものです。対称捻転(たいしょうねんてん)ともいわれています。

前歯部挺出用(オープンバイト用)最適アタッチメント

前歯部挺出用アタッチメントは、開咬(かいこう)の症例で用いられるアタッチメントです。開咬とは、奥歯は咬み合っていても、上下の前歯が咬み合わず隙間がある歯並びのことをいいます。オープンバイトともいわれています。上下の前歯の隙間に舌を押しつけてしまう癖(舌癖)があるのも特徴的です。

挺出(ていしゅつ)とは、歯軸(歯の長軸)に沿って歯冠(しかん)方向に矯正力を加えると、歯を引っ張るように移動させたりすることを挺出といいます。

過蓋咬合用最適アタッチメント

過蓋咬合用最適アタッチメントは、過蓋咬合(かがいこうごう)の症例で用いられます。過蓋咬合とは、上下で咬み合わせた時に前歯の咬み合わせが深く、下の前歯が2/3以上見えない状態のことをいいます。ディープバイトともいわれています。オープンバイトと対称にディープバイトは、圧下させます。圧下(あっか)とは、歯根(歯の根っこ)方向に矯正力を加え、歯を歯根の方へ移動させることをいいます。そして、アライナー(マウスピース)にバイトランプを設置させることにより、過蓋咬合が改善されます。バイトランプとは、主に過蓋咬合の症例で用いられ、奥歯の挺出を阻害しないように、アライナー(マウスピース)の上の前歯の裏側に奥行き最大3㎜の突起物を設置します。上下の歯を咬み合わせた時に、バイトランプに下の前歯が当たるように設置されており、下の前歯が当たることにより、奥歯の咬み合わせを浮かせることができます。バイトランプは自動設置ではなく、歯科医師の判断により設置されます。

ルートコントロール用最適アタッチメント

「ルート=根」なので歯の根っこのことをいいます。

ルートコントロール用最適アタッチメントとは、正中離開(せいちゅうりかい)(前歯の隙間)や抜歯した部分の空隙閉鎖、歯が傾いている場合などに用いられ、歯根(しこん)を動かすためのアタッチメントです。上の前歯や上下の犬歯・小臼歯などに適用されます。2つの最適アタッチメントを設置するスペースが不十分あるいは干渉が想定される場合、歯に最適アタッチメントを1つとアライナー(マウスピース)にプレッシャーポイントを設置します。

プレッシャーポイントとは、過蓋咬合の症例などで用いられ、前歯の圧下や小臼歯を挺出させたい場合に、アライナーの舌側に設置し、圧下力を歯の長軸に沿って誘導します。上下の前歯と下の犬歯などに適用されます。

アタッチメントの注意点


① 歯磨きを丁寧に行う。

インビザライン矯正は、マウスピースを外すことはできますが、アタッチメントを外すことはできません。そのため、アタッチメントの周りに汚れが溜まりやすく、着色も付きやすく、見た目が悪くなってしまうため、アタッチメンとの周りも丁寧に歯磨きをお願いいたします。ただし、強く磨きすぎると、アタッチメントが外れる可能性があるので注意してください。

 

② 口内炎

アタッチメントは歯の表面に装着するため、アタッチメントの先端部分が頬の粘膜にこすれて口内炎になる可能性があります。アタッチメントは、マウスピースをほぼ1日中装着しているため、口腔内で直接粘膜に接触する時間は少ないですが、アタッチメントが粘膜にこすれて切り傷になったり、口内炎になる可能性があります。

③ 着脱をしっかり行う。

歯にアタッチメントが付くと、マウスピースが外しにくくなり、装着しづらくなります。そのため、マウスピースを中途半端に入れたままにすると、矯正力が十分に加えられず、治療計画通りの動きにならなくなってしまい、治療期間が延びてしまう可能性があります。そして、マウスピースを外すときも無理矢理外してしまうと、アタッチメントが外れたり、マウスピースが破損する可能性があるため注意してください。マウスピースの着脱は、正しい方法で行い、慣れるまで時間がかかりますので、しっかり着脱の練習をしておきましょう。着脱が難しい場合は、気軽にスタッフへお声掛けをお願いいたします。

④ アタッチメントが外れることがある。

アタッチメントはさまざまな原因で外れることがあります。アタッチメントが外れた場合は、再装着する場合があります。そして、アタッチメント以外に顎間ゴム用のボタン類が外れた場合は付け直す必要がありますので、外れたことに気づいたら、医院へご連絡をお願いいたします。

2023.10.06

インビザラインのアタッチメントを装着する理由とは?注意点も解説!

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

インビザラインのマウスピースを持って笑う女性

インビザライン矯正では、アタッチメントという突起を歯に装着する場合があります。アタッチメントを装着する理由や装着期間など、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

今回は、アタッチメントの概要や装着する理由、種類などを解説します。装着した場合の注意点などもご紹介するので、インビザライン治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインのアタッチメントとは?

顎に手を当てて考える男女

インビザラインのアタッチメントとは、歯に近い白色でできた合成樹脂の突起です。インビザライン矯正を進めるうえでアタッチメントが必要だと判断された場合に、直接歯に接着して使用します。

アタッチメントの素材は、レジンという合成樹脂です。アタッチメントは歯の表面に接着されるので、唇や舌が触れると少し違和感があるでしょう。

しかし、ふだんはアタッチメントの上にマウスピースを装着します。アタッチメントによる違和感はほとんどないでしょう。色も歯と近いので、それほど目立ちません。

インビザラインのアタッチメントを装着する理由は?

WHYと書かれた木のブロックを机に並べる

インビザラインのアタッチメントを装着することで、歯にかかる力を細かく調整できます。歯に加える矯正力を強め、効率的に歯を動せるのです。

アタッチメントの役割は、マウスピースを固定することと、歯に矯正力を加えることの2つに分けられます。

マウスピースを固定する

インビザラインのマウスピースは、患者様一人ひとりの歯並びに合わせて作られます。そのまま装着してもしっかりはまりますが、アタッチメントを装着することでマウスピースを固定する力が強まるでしょう。

アタッチメントがフックの役割を果たし、マウスピースが浮くことを防ぐのです。

歯に矯正力を加える

アタッチメントにはさまざまな形状があり、設置する場所や形・個数によって、歯にかかる矯正力をコントロールできます。歯を動かしたい方向に正確に動かせるように、アタッチメントを選択します。

マウスピースだけでは対応できない3次元的な歯の移動を可能にするのです。

インビザラインのアタッチメントの種類は?

インビザラインを持って笑う女性

インビザラインのアタッチメントの種類は大きく分けて、最適アタッチメントと通常アタッチメントの2つです。

最適アタッチメントとは、インビザラインを作製するアライン・テクノロジー社から提供されます。治療計画を立てる際に同時に配置や形を決め、作製されるアタッチメントです。

通常アタッチメントは、インビザライン治療を進めるなかで、歯科医師が必要性を判断して取り付けるアタッチメントです。

それぞれに種類があるので、詳しく解説します。

最適アタッチメントの種類

最適アタッチメントの種類は、以下のとおりです。

オープンバイト用最適アタッチメント

オープンバイト(開咬)は、奥歯を噛み合わせたときに上下の前歯にすき間ができる歯並びです。オープンバイト用最適アタッチメントは、オープンバイトの治療に用いられるアタッチメントを指します。

上の前歯にアタッチメントを装着し、歯を引っ張り出す(挺出させる)力を加えます。

ディープバイト用最適アタッチメント

ディープバイト(過蓋咬合)とは、噛み合わせが深い歯並びのことです。奥歯を噛み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を覆います。

ディープバイト用最適アタッチメントは、ディープバイトの治療に用いられるアタッチメントです。下の前歯にアタッチメントを装着し、歯を引っ張る(挺出させる)力を加えます。

ルートコントロール用最適アタッチメント

すきっ歯や傾いている歯などの治療に用いられるアタッチメントです。歯の根の部分の動きを助けます。1本の歯に2つのアタッチメントを装着して使用します。

回転用最適アタッチメント

捻れて生えている歯の治療に用いられるアタッチメントです。歯の捩れを正しい向きに動かします。

アンカレッジ用最適アタッチメント

歯の移動量が大きい症例に用いられるアタッチメントです。抜歯が必要な重度の不正咬合などは、歯の移動量が大きくインビザライン矯正には不向きとされていました。

しかし、アンカレッジ用アタッチメントが登場したことで適切に力を加えられるようになり、矯正可能になる症例が増えました。抜歯をして生まれたスペースに、両隣の歯が倒れないように設計されています。

通常アタッチメントの種類

通常アタッチメントの種類は、以下のとおりです。

・長方形アタッチメント

・傾斜付長方形アタッチメント

・楕円形アタッチメント

装着する位置や個数は、患者様の口内や歯並びの状態を考慮して歯科医師が判断します。

インビザラインのアタッチメントの装着期間は?

黒い机に置かれた茶色のカレンダー

アタッチメントは、基本的に矯正をしている間装着します。矯正開始と同時に装着し、終了と同時に外すのが一般的です。インビザライン矯正の場合、矯正期間は少なくとも12年なので、同じ期間アタッチメントを装着するでしょう。

矯正治療には、2つのステージがあります。歯を動かす動的期間と、並んだ歯の位置を固定させる保定期間です。一般的に、動的期間のことを治療期間と表現します。

アタッチメントは、動的期間に装着します。歯を並べ終えたあとの保定期間には必要ありません。

インビザラインのアタッチメントで注意すること

手のひらを前に出して注意マークを見せる女性

インビザラインのアタッチメントで注意することは、以下のとおりです。

丁寧に歯磨きをする

インビザラインで使用するマウスピースは、歯磨きの際に取り外せます。歯の清潔を保ちやすいとされていますが、アタッチメントの周囲に汚れが溜まらないように注意しましょう。

アタッチメント部分の凹凸にしっかり歯ブラシが当たるように磨いてください。

色の濃い飲食物を控える

アタッチメントを装着しているからと食事制限をする必要はありませんが、アタッチメントは合成樹脂なので着色しやすいです。コーヒーやお茶、カレー、赤ワインなど、色の濃い飲食物は控えましょう。

色の濃いものを飲食した場合は、早めに歯磨きしてください。難しい場合は、うがいだけでも行いましょう。

マウスピースの着脱を丁寧に行う

アタッチメントを装着していると、マウスピースの着脱の際に爪などが引っかかることがあります。痛みやアタッチメントが外れる原因になるでしょう。

マウスピースは、奥歯側からゆっくりと外してください。着脱方法は、歯科医院でしっかり指導を受け、難しい場合は相談しましょう。

インビザラインのアタッチメントが取れたらどうしたらいい?

男性患者の口の中を確認する女性医師

インビザラインのアタッチメントが取れた場合は、早めに装着し直す必要があります。外れた状態が長期間続くと、計画どおりに矯正治療が進みません。

アタッチメントが取れたときはすぐに歯科医院に連絡し、対応を相談してください。アタッチメントを装着したばかりの段階では、装着し直すことが多いでしょう。治療終了間際など、状況によっては付け直さないこともあります。

いずれの場合も、自己判断はしないでください。早めに歯科医院に連絡しましょう。

まとめ

インビザラインを専用のケースに片付ける女性の手元

インビザライン矯正では、歯を効率的に動かすためにアタッチメントという突起を歯に装着することがあります。

アタッチメントを装着することで、スムーズに矯正治療を進められるでしょう。アタッチメントの役割も含めて治療計画が立てられるので、外れた場合や、不具合があった場合は、早めに歯科医院に連絡しましょう。装着し直すなど、適切に対処してもらう必要があります。

インビザライン矯正を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

2023.09.05

インビザライン治療中の必需品・便利グッズをご紹介!

  • こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。
  • インビザラインを持って笑う女性

「インビザライン治療には何が必要なんだろう?」「マウスピースのお手入れは何を使えばいいの?」など、インビザライン矯正に関して疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。インビザライン治療中は、食事前後のマウスピースの着脱やお手入れなど「新たな習慣」が必要です。マウスピースを装着すると虫歯になりやすくなるため、お口のケアも非常に重要といえるでしょう。

今回は、インビザライン治療中のマウスピースのお手入れ、お口のケアのための必需品をご紹介します。治療を快適にサポートする便利グッズや外食時に役立つアイテムもご紹介しますので、インビザライン治療中の方はぜひ参考にしてください。

インビザライン治療中の必需品4選!

インビザラインを専用のケースに片付ける

インビザライン治療中はマウスピースを清潔に保ち、お口のケアをしっかりと行わなければいけません。インビザライン治療中の必需品を4つご紹介します。

マウスピースケース

食事や歯磨きなどでマウスピースを外したときに、保管するためのマウスピースケースが必要です。マウスピースを外した際にティッシュなどで包んで保管すると、誤って紛失する場合や、気づかずに踏んで破損する場合があります。

紛失・破損を防止し清潔に保つために、マウスピースを適切に保管することが重要です。外出時はマウスピースケースを持ち歩き、外したときは必ずマウスピースケースに入れて保管しましょう。

マウスピースケースは、治療を開始するときに付属品としてもらえることが多いです。さまざまなデザインのものが販売されているため、気に入ったものを使用するとよいでしょう。

マウスピース用洗浄剤

インビザライン治療では、同じマウスピースを12週間使用します。マウスピースは12022時間装着する必要があるため、汚れが付着しやすいです。マウスピースを不潔な状態で放置すると細菌が繁殖し、悪臭や虫歯・歯周病の原因になる可能性があります。

マウスピースを清潔に保つために、マウスピース用の洗浄剤を使用するとよいでしょう。マウスピースを水で洗浄したあとに洗浄剤を使用することで、除菌・消臭ができます。

洗浄剤は市販されていますが、入れ歯用やマウスピース用などさまざまな種類があります。入れ歯用の洗浄剤には漂白剤が含まれていることがあり、マウスピースを傷める可能性があるため注意してください。

洗浄剤の購入を検討している場合は歯科医院に相談し、歯科医師や歯科衛生士が推奨するものを使用するとよいでしょう。洗浄剤には、つけ置きタイプや除菌スプレータイプなどがあります。ご自身が使いやすいものを選んで使用してください。

デンタルフロス

インビザライン治療で歯が動くと、歯と歯の間にすき間ができ、食べ物が挟まりやすくなります。歯ブラシだけでは汚れを落とすのが難しくなるため、デンタルフロスを使用して歯間の清潔を保ちましょう。

デンタルフロスには、必要な長さに切って使用するロールタイプと、ホルダーにフロスが取り付けられているホルダータイプがあります。フロスの種類は数多くあるので、歯科医師や歯科衛生士に相談して、お口の常態に合ったものを選びましょう。

マウスウォッシュ

インビザライン治療中は、マウスピースを長時間装着して歯を覆います。そのため、自浄作用のある唾液が口内に行き届かず、虫歯のリスクが高まります。

ふだんのお口のケアにマウスウォッシュを追加することで、虫歯や歯周病の予防に効果があるでしょう。ホワイトニング効果のあるものなどさまざまな種類があるため、ご自身のお悩みに合ったものを選んでください。

インビザライン治療中の便利グッズ3選!

体の横を指さして笑う女性

インビザライン治療中の必需品とは別に、持っていると便利なグッズを3つご紹介します。

アライナーリムーバー

アライナーリムーバーは、マウスピースを取り外すための器具です。マウスピースにアライナーリムーバーの先端のフックを引っ掛け、軽く引っ張って外します。

マウスピースは歯にぴったりとフィットするため取り外しにくく、慣れるまでは着脱が難しいと感じる方が多いです。マウスピースを固定するために歯の表面にアタッチメントを付けると、さらに取り外しにくくなります。

無理に外そうとすると、爪を傷める場合やマウスピースが破損する場合があるでしょう。アライナーリムーバーを使用すると簡単に取り外しでき、爪にも負担がかかりません。

超音波洗浄機

超音波洗浄機とは、超音波で水を振動させて汚れを落とす洗浄装置のことです。メガネや時計などの洗浄機器として知られていますが、マウスピースの洗浄にも使用できます。超音波洗浄機は洗浄液だけでは落とせない汚れも落としてくれるため、マウスピースを清潔に保つことが可能です。

超音波洗浄機は、3,00010,000円程度で販売されています。置き場所に困らない小さいタイプや洗浄槽の取り外しができるタイプ、付属品が充実しているタイプなど、さまざまな製品が販売されているため、ご自身に合ったものを選びましょう。

エラスティックホルダー

インビザライン治療では、ゴムかけという処置を行うことがあります。ゴムかけとは、ゴムの力を利用して歯を動かし、上下の噛み合わせなどを改善する処置です。

ご自身で上下のマウスピースの突起にゴムを引っ掛けますが、慣れないうちは難しく、時間がかかります。ゴムかけに利用するエラスティックホルダーは、先端にフックがついたプラスチック製の器具です。

使い方は、先端のフックにゴムを引っ掛けて上下のマウスピースの突起にかけるだけです。正しくゴムがかけられないと治療期間が延びる場合や、治療の結果に影響する場合があるため、ゴムかけが苦手な方はエラスティックホルダーを活用するとよいでしょう。

インビザライン治療中の外食時のお役立ちアイテム

机に並べられた歯をケアするための道具

インビザライン治療中に、外食だからとお口のケアを怠ると、虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。インビザライン治療中の外食時のお口のケアに役立つアイテムを3つご紹介します。

歯ブラシ

食後に歯磨きをせずマウスピースを装着すると、虫歯や歯周病の原因になります。外食時でもお口のケアができるように、歯ブラシをふだんから持ち歩いてください。

食後すぐに歯磨きができない場合は、うがいをしてマウスピースを装着し、歯磨きができる状況になったらすぐに歯磨きとマウスピースの洗浄を行いましょう。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュは、外出先で水を使えない場合に非常に役立ちます。

マウスピースを取り外したときは水で洗い流してマウスピースケースで保管しますが、外出先で水が使えないこともあるでしょう。ウェットティッシュがあれば、マウスピースに付いた汚れや唾液を拭き取ることができます。取り外しの前後に手指を拭いて清潔にする目的でも使用できます。

携帯用マウスウォッシュ

外食後すぐに歯磨きができない場合、マウスウォッシュでお口の中を洗うとよいでしょう。歯磨きができる場合でも、マウスピースを装着する前にマウスウォッシュを使用することで、お口の中をより清潔に保てます。

携帯用の小さいマウスウォッシュも販売されているので、外出時は持ち歩くとよいでしょう。

まとめ

インビザラインを前に掲げて笑う女性

インビザライン治療中は、マウスピースの着脱やお手入れを行う必要があります。マウスピースを長時間装着することから虫歯になりやすいため、お口のケアが非常に重要です。

治療前と異なる新たな習慣が必要になり、マウスピースによる痛みや違和感も相まって、ストレスを感じることもあるでしょう。今回ご紹介した便利グッズは、ストレスを感じやすいインビザライン治療を快適にサポートしてくれます。矯正治療は長期に渡るため、できるだけ快適に過ごすためにぜひ活用してください。

インビザライン矯正を検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

2023.07.21

インビザラインで歯が動く仕組みとは?補助装置についても解説!

こんにちは。神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」です。

整った歯を見せて笑う女性

インビザラインで歯が動く仕組みには、歯根膜が大きく関係しています。歯に圧力をかけられた歯根膜が膨張・収縮することで、顎の骨の吸収・再生が行われて徐々に歯が動くのです。

今回は、インビザラインで歯が動く仕組みや補助装置について詳しく解説します。

歯の矯正治療で歯が動く仕組み

顎に手を当てて考える女性

歯は、歯茎から見えている歯冠と、歯茎に隠れている歯根から成り立ちます。歯根の周囲にある、骨と結合している薄い膜が歯根膜です。歯科矯正では、歯根膜の働きを活用して歯を動かします。

歯冠に力を加えると歯根にも伝わり、加えられた力によって引っ張られる側の歯根膜は伸び、逆に押された側の歯根膜は縮みます。さらに力を加え続けると、引っ張られて伸びた側の歯根膜は厚みを増し、押されて縮んだ側の歯根膜の厚みは減るのです。厚みを増した歯根膜は、もとの厚さに戻ろうと働き、すき間を埋めるように新しい骨を形成します。厚みが減った側の歯根膜は、もとの大きさに戻ろうと働き、骨を溶かす細胞を活性化させます。

ワイヤー矯正やインビザラインなど、どの矯正方法でも、歯根膜が一定の厚さを保つための働きを利用して歯が動かされます。歯根膜がもとの厚みに戻ろうとする性質を利用して、少しずつ確実に歯を正しい位置へと導くのが、矯正治療の仕組みです。

仕組みを知らないと、力を加えて無理に歯を動かしているように見えるかもしれません。

しかし、実際には人間の体が本来持つ、歯根膜が厚さを一定に保とうとする働きを利用して歯を自然に動かします。

インビザラインで歯が動く仕組み

スマホを操作して考える女性

インビザラインは、歯と歯茎全体を包み込むマウスピース型の矯正装置を用いて歯を動かす方法です。従来のワイヤーとブラケットを使用した矯正とは異なり、目立たないことが特徴です。

インビザライン矯正は、口腔内のスキャナーで歯形や歯並びの情報を取得することから始まります。得られたデータを分析し、一人ひとりの口腔状態に合わせたオーダーメイドのマウスピースが製作されるのです。アライナーともよばれるマウスピースは、もとの歯並びと少しずらして製作されます。そのため、マウスピースを装着するとずれによって歯に圧力がかかって歯が動くのが、インビザラインの仕組みです。

一般的に、マウスピースは約12週間ごとに新しいものに交換します。1つのマウスピースで、0.25mmほど歯が動きます。微細な力で徐々に歯が動かすため、インビザライン矯正は、ワイヤー型矯正に比べて痛みや不快感が少ないと思われる方が多いことも特徴です。

歯を動かすために使われる補助装置

インビザラインを見せて説明する女性歯科医師

インビザライン矯正では、効率的に歯を動かすために補助装置が用いられることも多いです。今回は、アタッチメントと顎間ゴム(ゴムかけ)をご紹介します。

アタッチメント

インビザラインの矯正治療では、より効果的な治療を目指して、アタッチメントとよばれる小さな樹脂製の器具が使用されることがあります。

アタッチメントは、歯の色に近い突起状の器具で、歯並びの微調整や治療をスピーディに進める目的で使用される場合が多いです。治療完了後には跡を残さず取り外されるため、心配する必要はありません。

アタッチメントの使用は、マウスピース型の矯正装置が歯に固定されることを助け、歯の向きや角度の微調整を可能にします。適切な位置にアタッチメントを設置することで、矯正治療がより効果的に行えるのです。

ただし、全ての症例でアタッチメントが使用されるわけではありません。必要に応じて歯科医師が使用を指示します。

アタッチメントの形状や大きさによって作用する力は変わります。例えば、縦に生えている歯に対してねじれた力を加える、前に出ている歯を歯茎から90度の向きに動かすような力を加えることなども可能です。治療目標に応じて、最適な形状のアタッチメントが取り付けられるでしょう。

顎間ゴム(ゴムかけ)

顎間ゴム(ゴムかけ)は、歯科矯正治療において上の歯と下の歯の噛み合わせを改善するために使用されます。フック状の装置に医療用ゴムを引っ掛けるものです。

見た目の歯並びが改善されたあとに行われることが多く、機能面の改善を目的に最終仕上げとして行われます。

歯科矯正では、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの状態も重要視されます。歯並びが美しくなっても、食事中に顎に痛みを感じると食事が苦痛になるでしょう。このようなケースにおいても、顎間ゴムは重要な役割を果たすのです。目安ですが、120時間ほど装着します。

ゴムの種類と用途を表にまとめました。

<顎間ゴムの種類と用途>

ゴムの種類 用途
Ⅱ級ゴム ・主に上顎前突(出っ歯)の症例に使用する
・上顎の犬歯と下顎の第一大臼歯にゴムをかけ、上顎が後方へ、下顎は前方へ引っ張る
Ⅲ級ゴム ・主に反対咬合(受け口)の症例に使用する
・下顎の犬歯と上顎の第一大臼歯にゴムをかけ、上顎が前方へ、下顎が後方へ引っ張る
クロスゴム ・クロスバイトやシザーズバイト(歯列が左右にずれている)に使用する
・上顎と下顎の同じ歯の頬側、舌側または口蓋側にゴムをかける
垂直ゴム ・上顎と下顎の歯が接触していない、開咬に使用する
・上顎と下顎の同じ歯の頬側にゴムをかけ、上下の歯を互いに垂直に引っ張る

 

インビザライン治療の効果はいつ頃から実感できる?

インビザラインを持って笑う女性

インビザラインによる矯正治療の効果を感じるまでの期間は、個々の状況や治療計画によって異なります。インビザライン治療の効果を感じられる一般的な時期は、以下のとおりです。

初期の変化

インビザライン矯正では、1枚のマウスピースで0.25mmほどしか動かせないため、治療を開始してすぐには効果を実感できません。通常、治療開始から34か月程度で効果を実感できるでしょう。

中期の変化

数か月〜1年程度の途中経過時期には、歯の移動や整列が進み、より明らかな変化が感じられるでしょう。アライナーを定期的に交換することで、歯列は理想の位置へと徐々に近づきます。数か月〜1年程度経つと、歯の位置や噛み合わせの改善が明確に感じられる方が多いです。

最終的な変化

最終的な治療結果は、治療開始から12年後に実感できます。部分矯正や軽度の症例の場合は、早くて半年ほどです。

まとめ

インビザラインを専用のケースに片付ける

インビザライン矯正で歯が動く仕組みは、歯根と骨の間にある歯根膜が関係しています。マウスピースで歯冠に力を加えることで、片側の歯根膜は引っ張られて厚みが増します。一方、押された側の歯根膜は縮んで厚みが減るので、厚みを補うために骨が形成され、引っ張られた側の歯根膜の骨は吸収されていくのです。

骨の吸収と再生のサイクルを利用して歯を動かすのが、矯正治療の仕組みです。早く動かそうと過度に力を加えると、歯根に炎症が起きて歯根吸収が起きます。歯根吸収が起きると、痛みを感じる場合や、歯がグラグラと動く場合があるでしょう。矯正治療では、適度な力を加えること、骨の吸収と再生のサイクルに合わせて歯を移動させることが非常に重要です。

インビザライン矯正では、歯を効率的に動かすためにアタッチメントや顎間ゴム(ゴムかけ)などの補助装置を使用することがあります。正しく使用することで、より早く、よりきれいな歯並びを手に入れられるでしょう。

インビザライン矯正は、1つのマウスピースで0.25mmほどしか歯が移動しません。矯正の効果を実感するまでに34か月ほどかかりますが、治療中の問題や後戻りのリスクを下げるために、根気強く続けましょう。インビザライン矯正について疑問や不安がある場合は、事前に歯科医師に相談してください。

インビザラインを検討されている方は、神戸市垂水区にある歯医者「ふじよし矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

土日診療 078-782-1182歯並び相談(初回無料)WEB予約メールお問い合わせ
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